朝日新聞記事2026年6月12日 16時00分青田秀樹記者団の取材に応じる袴田秀子さん=2026年6月12日、浜松市中央区、青田秀樹撮影 刑事裁判をやり直す再審制度の見直し案が衆院の法務委員会で可決された12日、死刑確定から再審無罪となった袴田巌さん(90)の姉・秀子さん(93)が記者団の取材に応じ、「100%というのは難しい。50%は前進した。良しとしなければならない」と語った。 ただし、「これで終わりではない。第一歩だ」とし、再審開始に対する検察の抗告の禁止や、証拠の全面開示をめざして活動を続ける考えを示した。 巌さんは、殺人事件での逮捕から2024年に再審無罪を勝ち取るまで58年を要した。検察の抗告も長期化の一因だった。巌さんの無罪確定をきっかけに見直し議論が進んだ。秀子さんは「見向きもされなかったが、関心をもっていただいてありがたい」とした。 与野党の会議のほか、国会にも参考人として出席して意見を述べてきた。抗告の全面禁止の実現に加えて、「良い証拠も悪い証拠も全部出して裁判をするのがフェアではないか」などと訴えていた。 抗告の厳格化などは見直しに盛り込まれたが、十分に願いがかなう改正にはなっていない。それでも、「まだ参議院の議論もあるし、(見直し規定に基づいて)5年ごとに検討するのに期待したい」とした。さらに、「これからも、まだまだ黙ってはいませんよ」とも話した。関連トピック・ジャンル関連ニュースこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ6月12日 (金)マンション修繕で談合を認定米国とイラン 連日攻撃の応酬ガッツ石松さん死去6月11日 (木)皇族数確保へ立法府が総意河野洋平氏が89歳で死去「イエスの塔」ついに完成6月10日 (水)日銀、利上げの公算大カスハラに刑事罰 条例制定へスーパーエルニーニョ発生か6月9日 (火)太平洋沿岸に一時津波注意報イスラエルとイラン 攻撃応酬付属池田小事件から25年トップニューストップページへ警視庁が「クマ駆除PT」設置 猟友会対応できない時に射撃班が出動14:00俳優の中村玉緒さん死去、86歳 名脇役として活躍、テレビでも人気13:55熱狂の裏、W杯共催国の不協和音 米の強硬姿勢、移民「人生台無し」6:00【更新中】H3ロケット6号機打ち上げ成功 半年前の失敗から再起14:35「1票差」で当選の栃木・那須町長 再々点検で「2票」下回り無効に13:38消えた地域の目、施錠できぬ建物…被災地で急増、高騰する金属の盗難6:00