毎日新聞 2026/6/8 07:45(最終更新 6/8 07:45) 784文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷毛が短い特徴を持つスリックタイプ・ホルスタイン牛=南あわじ市の県立農林水産技術総合センターで2026年5月25日午後0時18分、木山友里亜撮影 地球温暖化に伴う夏場の猛暑に対応して、毛が短く暑さに強い乳牛の生育が、兵庫県立農林水産技術総合センター(南あわじ市)で進められている。乳牛は夏場の猛暑によるストレスで乳量が減少するとされている。センターでは5月から、生育を進めている短毛牛と通常の牛との乳量の差などを比較検証する実験を開始。センターは新しい牛の導入による酪農家の経営安定化への効果を期待する。 生育が進められているのは「スリックタイプ・ホルスタイン牛(スリック牛)」。通常のホルスタイン牛(一般牛)に、短毛で暑さに強い遺伝子を引き継いだ精液を人工授精させて生まれた。米フロリダ大の研究では、夏季(5~7月)と冬季(10~12月)の一般牛とスリック牛の乳量や体温を比較したところ、スリック牛の乳量の減少幅は一般牛の約3分の1にとどまり、体温も低かったという。Advertisement通常のホルスタイン牛の毛(左)とスリックタイプ・ホルスタイン牛の毛=南あわじ市の県立農林水産技術総合センターで2026年5月25日午後0時16分、木山友里亜撮影 同センターでは、2021年から生育に取り組み、24年度には国内の公立機関で初めてスリック牛と一般牛の比較研究を実施。乳を出さない育成期の個体を対象に毛長や体温を比較した。夏季のスリック牛は毛が短く体温も低く保つことができ、冬季は一般牛と同等の毛長で冬の寒さにも強いと発表した。 5月からは、乳を出す成牛のスリック牛6頭、一般牛6頭を対象に、比較実験を開始した。乳量や直腸温度、呼吸数や餌の量、行動などを10月まで観察、分析する。通常のホルスタイン牛=南あわじ市の県立農林水産技術総合センターで2026年5月25日午後0時22分、木山友里亜撮影 農林水産省などによると、25年の県の生乳生産量は7万1118トンで県の乳用牛の飼養頭数は近畿1位だが、酪農家の高齢化や夏場の生育不良、生産コストに比べ採算がとりづらいことなどを背景に、年々生産量も戸数も減少傾向だという。 石川翔主任研究員は「酪農家の大きな困りごとの一つが、暑さのストレスによる乳量の低下。研究でスリック牛の実態調査を進め、酪農家の負担軽減と経営安定化につなげていければ」と話した。【木山友里亜】あわせて読みたいAdvertisement1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>