若者離れ? 今こそ、革靴賛歌を 達人らが語る新機軸や魅力

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毎日新聞 2026/6/10 16:00(最終更新 6/10 16:00) 有料記事 2854文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷服飾研究家の飯野高広さん=東京都千代田区で2026年5月8日、西夏生撮影 「革靴離れ」が叫ばれている。仕事着のカジュアル化、円安・物価高と強い逆風が吹く。硬い、痛い、重い……。散々な言われようだ。気持ちは分かる。でも、業界の試行錯誤や奥深い魅力にも目を向けませんか。古くから私たち人類の足を守ってきた革靴である。今こそ賛歌をと、この道の達人たちを訪ねた。関連産業にもしわ寄せ 「ビジネスマンの革靴離れが止まらない」「痛いし疲れる履物」「20代の4割以上が毎日スニーカーを履く時代」……。 今春以降、こんなニュースが相次ぐ。内容はご想像の通り。革靴が敬遠され、代わりにスニーカーが人気という話である。 きっかけは、2月に発表されたリーガルコーポレーションの希望退職募集と生産子会社の閉鎖だ。国内有数のメーカーだけに、業界の苦境を印象づけた。 新型コロナウイルス禍後のリモートワーク定着もあり、さぞ需要は減り続けているのだろう。と思いきや、気になるデータもある。 民間調査会社・矢野経済研究所の推計では、紳士靴の国内市場規模は2020年度の1191億円から右肩上がり。26年度の予測は1373億円だ。婦人靴も同様に1859億円から1990億円に伸びている。 機能性重視のモデルが支持されており、この数字にスニーカーは含まれない。コロナ禍前まで戻してはいないが、回復基調は鮮明だ。本当に革靴離れなのか。 「なぜ今ごろ騒ぐの、とは思います。以前、職場での女性のパンプス着用強制に反対する声が上がった時の方が深刻に捉えていました。性差別や足の健康に関わる重い問題ですから」 19年に広がった「#KuToo」運動を振り返ったのは鈴木理也さん(64)。米国の人気ブランド・レッドウィングの日本法人社長を長く務めた、この世界の大御所の一人だ。確かに百貨店の婦人靴売り場をのぞくと、洗練さと痛みのなさの両立を目指した新商品が目に付く。 「革靴でもカジュアルな服に合わせるブーツなどは今も好調です。でも、男性向けのビジネス靴はこのままだと市場縮小が避け難いでしょう」。業界に精通する鈴木さんはこう言うと、内側にも厳しい目を向けた。 「業界にも問題があり、足長だけでなく幅や形に合う靴を作ってこなかった。突き詰めれば大量の在庫が必要で、接客にも時間がかかります。その結果、『革靴は履きにくい』という消費者の認識を生んでしまった」 危ぶむのは、関連産業へのしわ寄せだ。革靴作りには多くの部材やミシンなどの機械、専用の道具を使う。その製造や修繕は主に中小零細の工房が担う。 「このまま市場の縮小が続けば、業界のエコシステム(生態系)が崩壊…この記事は有料記事です。残り1784文字(全文2854文字)あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>