異次元の挑戦続ける「4回転の神」 初の5回転も視野 GPファイナル

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毎日新聞 2025/12/6 19:00(最終更新 12/6 19:00) 1040文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷男子フリーの前日練習に臨む米国のイリア・マリニン=IGアリーナで2025年12月5日、猪飼健史撮影 フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルで男子は世界王者のイリア・マリニン選手(米国)がショートプログラム(SP)3位と出遅れた。4回転全種類のジャンプを操ることから「4回転の神」との異名を持つマリニン選手は、これまでの構成から更に難易度を上げた末の結果に、「リスクが高かった」と反省。だが、異次元の挑戦をやめるつもりはない。 今季のマリニン選手はSP(108・87点)、フリー(228・97点)、合計(333・81点)でいずれも今シーズンの世界最高得点をマークしている。ただ、この大会前まで、世界で初めて成功させたクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)は投入してこなかった。Advertisement 解禁したのが今大会だ。今季は練習で何本も着氷させていたが、今大会の公式練習では4回転半を着氷後に連続ジャンプを跳ぶ姿があった。 単発の4回転半ジャンプですら、国際大会で成功させて加点を引き出したのは現在、世界でマリニン選手しかいない。それに連続ジャンプをつけるとなれば、もちろん世界初となる。4日のSPでは4回転半を着氷後に体勢を崩して連続ジャンプをつけることができず、記者会見で次のように振り返った。 「いつもより緊張していました。自信はあったんです。練習を重ねてきての裏付け、そして『やってやる』という気持ちはありました。ただ、難しいコンボ(連続ジャンプ)だということを痛感しました。またチャレンジするなら、今までとちょっと違うアプローチをしないといけないと思います」 首位の鍵山優真選手(オリエンタルバイオ・中京大)と14点以上の差で迎えるフリーでマリニン選手の選択は、アクセルを含む4回転ジャンプ全6種類を予定構成に組み込むことだった。この日の公式練習では、高さのあるジャンプから高速回転で6種類をいずれも決めた。 昨年のファイナルは6種類7本の構成で挑むも、全ての4回転ジャンプに回転不足の判定を受けた。今大会は、マリニン選手にとっても苦い記憶を払拭(ふっしょく)する絶好のチャンスだ。 現在、国際大会は2023年GPファイナル(北京)から10連勝中。異次元の構成は他の追随を許さず、今大会の結果にかかわらず、26年ミラノ・コルティナ冬季オリンピックの金メダル最有力候補であることは揺るがない。また、4回転だけでなく、5回転ジャンプへの強い意欲も示す。 「練習は裏切らない。やってきたことを信じて臨む。冷静にやればできる」 新たな歴史を作るべく、マリニン選手の挑戦は続く。【倉沢仁志】【時系列で見る】関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>