毎日新聞 2025/10/2 18:46(最終更新 10/2 18:47) 715文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷東京地裁立川支部=2020年10月、林田奈々撮影 東京地検と警視庁が無罪につながる証拠を隠したとして、勤務先の保育所の園児への傷害罪などに問われ無罪が確定した元職員、吉冨弘敏さん(36)が2日、国と東京都に約8600万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁立川支部に起こした。「証拠隠しにより冤罪(えんざい)を晴らすのが遅れ、精神的な苦痛を受けた」と主張している。 吉冨さんは2020年4~8月、保育士として勤務していた東京都日野市の認可保育所で園児2人を虐待したとして、23年2、3月に傷害と暴行容疑で逮捕・起訴された。一貫して無罪を主張し、25年4月に地裁立川支部の無罪判決が確定した。Advertisement 判決や訴状によると、当時の同僚2人が「暴行を目撃した」と供述したことが逮捕・起訴の決め手となり、2人は公判でも同じ証言をした。弁護人は公判前、同僚の無料通信アプリ「LINE(ライン)」のデータを開示するように求めたが、検察側は「存在しない」と回答していた。 しかし、証人出廷した警察官が同僚のスマートフォンからデータを抽出したと証言したため、弁護側が改めて開示を求めると、裁判官が検察側に証拠開示を勧告。提出されたデータから、同僚2人が警視庁の取り調べの前に目撃時期をすり合わせるようなやり取りをしていたことが判明した。 判決は同僚2人の証言の信用性を否定し「園児への暴行があったとは認められない」と判断した。 吉冨さん側は訴状で、東京地検と警視庁が公判が不利になると、ラインのデータを意図的に隠したと主張。仮に故意ではなかったとしても、内容を確認しなかった重大な過失があったとしている。 東京地検と警視庁はそれぞれ「訴状を受け取っておらず、コメントを差し控える」などとした。【安元久美子】あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>