「外来種」タヌキがウミガメの子を食い荒らす 世界遺産屋久島で被害

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朝日新聞記事有料記事福島慎吾2025年10月2日 6時00分【サムネ動画】屋久島のウミガメがタヌキに食べられる=NPO法人屋久島うみがめ館提供 世界有数のウミガメの産卵地として知られる世界自然遺産の屋久島(鹿児島県)。その砂浜で孵化(ふか)したばかりのウミガメがタヌキに食べられる被害が増加していることがわかった。もともと島内にタヌキは生息しておらず、40年ほど前に人間が持ち込んだ「国内外来種」。現在の頭数など詳しい実態はわかっておらず、地元自治体や環境省が今後の対策を検討中だ。孵化したばかりのウミガメをくわえるタヌキ(見えやすいように画像処理されています)=2025年8月28日、鹿児島県屋久島町、屋久島うみがめ館提供 ウミガメの産卵地として知られる島北西部の永田浜。産卵期の夏場になると、びっしりとつけられた小動物の足跡が確認できる。クレーターのように深く掘られた穴の周りには、ウミガメが砂の中に産んだ卵の殻が散らばる。タヌキに掘り返されたウミガメの産卵地=2025年8月、鹿児島県屋久島町、屋久島うみがめ館提供 ウミガメの保護活動をしている、NPO法人「屋久島うみがめ館」が設置した無人カメラが、その実態を捉えた。タヌキ(ホンドタヌキ)が、孵化して砂から出てきたばかりのウミガメを食べるだけではなく、前脚で砂浜を掘り返して食いつく姿だった。よちよち歩きで海に向かう子ガメをねらっていたのは、屋久島には本来いなかったタヌキでした。すでに屋久島の広い範囲で生息しているとみられていますが、実態はよくわかっていません。砂浜で孵化し、海に向かうウミガメ=鹿児島県屋久島町、屋久島うみがめ館提供 鹿児島県本土から約60キロ…関連ニュースこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ10月2日 (木)NHKのネット利用が「有料化」米政府機関が一部閉鎖に東京都、無痛分娩の助成開始10月1日 (水)米とイスラエル 和平案で合意新浪氏が代表幹事を辞任彬子さま、三笠宮家の当主に9月30日 (火)金1グラム 史上初の2万円突破チェック体制に「規定なし」日産 マリノスの株売却検討9月29日 (月)コカ・コーラが200円に国連のイラン制裁すべて復活消えゆく言葉「御苦労様」トップニューストップページへ「本州一の厳寒地」郵便局、唯一の軽バンが停止処分 住民に不安21:00運転手「ハンドル左なのに右へ」 総点検指示のEVバス、事故の瞬間17:1533歳女性殺害容疑で51歳男逮捕 過去に3回相談、大阪府警が注意4:37「外来種」タヌキがウミガメの子を食い荒らす 世界遺産屋久島で被害6:00「社長=出世の到達点」の時代は過ぎた お気に入り人事では戦えない6:00日本学術会議の法人化 法律から消えた「平和」、国会への助言が課題5:30