「食事は袋ラーメンのみ」 物価高で遺児家庭半数「必要な食料買えず」

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毎日新聞 2025/10/2 11:31(最終更新 10/2 11:33) 1200文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷岡山県の倉敷駅前で募金への協力を呼びかける学生=あしなが育英会提供 「食事は1日1回、袋ラーメンを昼に食べるのみです」 「お米や食品の値上がりが続き、これからどこをどうすれば……と頭が痛いです」 病気や災害などで親を亡くした遺児や、親に障害がある子供を支援する「あしなが育英会」(東京都千代田区)が、奨学金を受ける高校生の保護者にアンケート調査した結果(速報値)、約半数が「過去1年にお金が足りず必要な食料を買えないことがあった」と回答した。 もともと経済的に苦しい遺児たちが、物価高騰でさらに生活が厳しくなっている実態が浮かんだ。育ち盛りでも… 調査は今年8~9月、高校生向けの奨学金を受ける3487世帯の保護者を対象にオンラインと郵送で実施。速報値では、オンラインで回答した1447世帯を分析した。Advertisement 過去1年間にお金が足りなくて必要な食料を買えないことがあったかを聞いたところ、「よくあった」(12・4%)▽「ときどきあった」(20・6%)▽「まれにあった」(21・5%)となり、約半数が買えないことがあったと回答した。 また、過去1年間に経済的な理由で公共料金や家賃、税金などを滞納した経験があった世帯も33・8%に上った。 自由回答欄からは、困窮を訴える切実な声が並ぶ。 「物価高もあり、満足いく量を買うことができない。私は1日1食、育ち盛りの息子は1日2食」(北海道、50代母親) 「食事は1日1回、袋ラーメンを食べるのみです。私も娘も薄い長袖1着しかなく、下着はカビだらけ。普通の生活がしたいです」(埼玉県、40代母親) 「この物価高、これからくる冬の灯油代(月3~4万円)を考えると乗り切れるのかとても不安です」(青森県、50代母親) 自民党総裁選や新首相選出を前に、調査担当者は「(遺児家庭にとって)物価高は、今日を生きるうえでの喫緊の課題。格差是正のためのスピーディーな経済対策が必要です」と求めている。資金不足なお、4割が不支給 あしなが育英会の高校生向け奨学金の申請は急増し、希望者への給付が追いついていない。 返済不要の給付への切り替えに、物価高が拍車をかけ、2023年度は2630人だった申請者は24年度には1・3倍の3487人に増え、過去最多となった。一方で、資金が追いつかず、採用率は過去最低の44・1%にとどまった。 25年度も過去2番目に多い3217人が申請したが、街頭募金などで支援が集まったこともあって採用率は58・4%まで上向いた。 それでも残りの4割にあたる1339人は資金不足で奨学生として採用できなかった。 1人でも多くの遺児に奨学金が支給されるよう、奨学生らで作るあしなが学生募金事務局は18日から全国47都道府県の主要駅や街頭136カ所で募金活動をする。詳しい場所や日時は、学生募金のホームページ(https://www.ashinaga.org/media/news/24894/)で確認できる。【岡田英】あわせて読みたいAdvertisementこの記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>