伊勢神宮とゆかりが深い皇室 1月は300キロ離れた皇居から拝礼

Wait 5 sec.

朝日新聞連載皇室365記事有料記事編集委員・島康彦2025年10月2日 13時00分遷御の儀のため、正殿に進む臨時祭主の黒田清子さん(中央)と神職たち=2013年10月、三重県伊勢市の伊勢神宮内宮10月2日(2013年) 伊勢神宮で20年に1度の式年遷宮 伊勢神宮(三重県伊勢市)で20年ごとに社殿などを一新する式年遷宮。2013年のこの日、内宮(ないくう)の神体を新正殿(しょうでん)に移す「遷御(せんぎょ)の儀」があり、上皇ご夫妻の長女・黒田清子さんが臨時祭主を務めた。伊勢神宮は皇室とゆかりが深く、秋篠宮さまも皇族代表として参列した。伊勢神宮外宮で行われた川原大祓(おおはらい)で、前に進む臨時祭主の黒田清子さん=2013年10月、三重県伊勢市 伊勢神宮には皇室の祖神とされる天照大神(あまてらすおおみかみ)がまつられている。神宮祭主は天皇の代理として祭事をつかさどり、皇族や元皇族から任命されるならわしがある。戦後、1947年から元皇族の北白川房子さん、74年から昭和天皇の三女・鷹司和子さん、88年から昭和天皇の四女・池田厚子さんが務めてきたが、2013年の式年遷宮時は、高齢の池田さんを補佐するために黒田さんが臨時祭主に(12年4月~13年10月)。「遷御の儀」は式年遷宮の中心行事で、神体をまつる正殿の隣に新正殿をつくり、神体を移す。黒田さんは赤いはかま姿で大役を務めた。17年6月、黒田さんは正式に祭主に就いた。饗膳(きょうぜん)の儀のあと、五丈殿を出て内宮参道を進む池田厚子祭主(中央)、久邇邦昭大宮司と祭員(いずれも当時)=1993年10月、三重県伊勢市の伊勢神宮 伊勢神宮は皇室にとって特別な存在だ。 年間の宮中祭祀(さいし)のなかで、最初に行われるのが、1月1日の「四方拝(しほうはい)」。天皇陛下が早朝、皇居から300キロ離れた伊勢神宮に向かって拝礼する。 皇居では昭和天皇が始めた稲作が上皇さま、天皇陛下と受け継がれてきたが、収穫されたイネは伊勢神宮に送られ、神嘗祭(かんなめさい)の際に供えられる。 伊勢神宮を訪れる皇族方は多く、記事後半では天皇、皇后両陛下の長女愛子さまや秋篠宮家の次女佳子さまが参拝する写真を掲載しています。 さらに、皇室の方々は折々に…この記事を書いた人島康彦社会部|編集委員専門・関心分野皇室、こどもの問題、格闘技(プロレス)、演芸(落語、浪曲)関連ニュースこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ10月2日 (木)NHKのネット利用が「有料化」米政府機関が一部閉鎖に東京都、無痛分娩の助成開始10月1日 (水)米とイスラエル 和平案で合意新浪氏が代表幹事を辞任彬子さま、三笠宮家の当主に9月30日 (火)金1グラム 史上初の2万円突破チェック体制に「規定なし」日産 マリノスの株売却検討9月29日 (月)コカ・コーラが200円に国連のイラン制裁すべて復活消えゆく言葉「御苦労様」トップニューストップページへドジャースが連勝で地区S進出 先発山本が力投、佐々木が九回締める13:19「証拠隠し」で犯人にされかけた 無罪の保育士が国に賠償を求める12:12佐賀県警のDNA型鑑定不正、警察庁が特別監察 求められる背景解明11:13「存在しないかのよう」配偶者が「他の親族」に 同性カップルの憤り12:00N高の生徒会選挙、有権者は全国に3万人強 高く掲げた会長の公約は6:00子どもと疎遠 おひとりさま高齢者の終活「預託金なし」新保険が続々11:00