具なしラーメン、業界の救世主に 「よく売れる」以外にもメリット

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図解あり 松山文音毎日新聞 2025/8/8 07:01(最終更新 8/8 07:01) 有料記事 2744文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷天下一品が新業態としてオープンした「かけラーメン一(はじめ)」。一番人気の「かけラーメン」は400円(税込み)で提供する=天下一品提供 くどくないしょうゆ豚骨のスープ。 のどごしの良い麺。 そしてトッピングは……ない。 今年4月に京都市右京区西院にオープンした「かけラーメン 一(はじめ)」の看板メニューは、税込み400円のシンプルな「かけラーメン」だ。ラーメンのイメージを構成するチャーシュー、メンマ、煮卵などはなく、乗っているのは青ネギだけ。 運営するのは、ラーメンチェーン「天下一品」を展開する天一食品商事。濃厚な「こってり」が代名詞の天下一品だが、新たに始めたのはすべてをそぎ落としたシンプルな「かけラーメン」だった。 こうした具なしの流れは、カップ麺にも及んでいる。庶民の味方のラーメンに何が起きているのだろうか。  <主な内容> ・天下一品が新路線のわけ ・具なしカップ麺に異論 ・自信あるからこそ ・倒産、過去最多 ・淘汰される店とは「朝ラー」で女性客取り込み 「一」が一般的なラーメン店と違うのは「具なし」だけではない。 夜は居酒屋となるため、ラーメン店としての営業時間は午前7時~午後2時。つまり朝食時間帯からランチまでで営業を終える。 客層は、出勤前・夜勤明けと思われるサラリーマンや学生、主婦までさまざまだ。 女性の常連客もおり、男性の来店客が7~8割という天下一品に比べると客層にも違いが出ている。 京都という土地柄もあり、インバウンド(訪日客)が多いのも特徴だ。 メニューには、通常ラーメン屋で提供されることの多いチャーシューやメンマといった具材が入った「ラーメン」(600円)、チャーシューや白髪ネギ、煮卵などが入った「スペシャルラーメン」(1290円)なども並ぶが、一番人気は冒頭のかけラーメンだ。 スープは共通で、トッピングを追加することもできる。 麺は、スープが絡みやすい天下一品の「こってり」のものとは違い、つるつるとしたのどごしの良い麺を採用している。 この店舗は数カ月前までは「天下一品西院店」として、午前11時から営業していた。 朝の時間帯に、仕込み作業と並行してデリバリーサービスを始めると、予想外の需要があった。 このため、新店では「朝ラーメン」として提供することを決めたという。 「朝食代わりに、さっぱり、スルスルと食べられるラーメンにしようと考えました」 天一食品商事営業部課長の伊藤慎吾さんによると、かけラーメンは、サイドメニューのおにぎりと一緒に食べても500円前後。ほぼワンコインで空腹を満たせるような価格設定にしたという。カップ麺で通常の2倍の速さの売れ行きも 「具なし」化はカップ麺にも及んでいる。 ローソンが展…この記事は有料記事です。残り1675文字(全文2744文字)あわせて読みたいAdvertisementこの記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>