毎日新聞 2025/8/13 15:37(最終更新 8/13 15:45) 1350文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷訓練で、振り込みを急ぐ人を演じる警察官に詐欺の可能性を指摘する店員(奥)=秋田市のローソン秋田土崎港西三丁目店で2025年8月8日、工藤哲撮影 投資や副業で高収入を得られるとうたう詐欺の数千万、数百万円規模の被害が後を絶たないことから、秋田県警秋田臨港署は、地元のコンビニエンスストアで店員向けに被害防止の声かけ訓練を実施した。同署は「最近は手口がさらに巧妙化している。慣れない高額な支払いや振り込みをする際はまず身内や警察など、誰かに相談する意識を持ってほしい」と呼び掛けている。 訓練は8日、秋田市内にある「ローソン秋田土崎港西三丁目店」で実施した。パソコンがウイルスに感染し、10万円の支払いが必要だと請求され、慌てて振り込もうとする利用客と店員がやりとりし、警察に通報するまでの流れを実演した。Advertisementアップルギフトカードの購入者などにローソンの店員が見せているシート=秋田市の「ローソン秋田土崎港西三丁目店」で2025年8月8日、工藤哲撮影 警察はグーグルやアップルなどのギフトカードを取り扱う店舗に対し、客の中にカードの扱いに不慣れな高齢者▽高額の購入者▽慌てていたり、不自然な言動をしていたりする人▽電話で何らかの指示を受けている人――がいる場合は注意するよう求めている。訓練に参加した店員は、警察庁が詐欺被害が疑われる事例などをまとめた資料に目を通し、対応方法を確認していた。 秋田県警によると、スマートフォンで見た副業の広告でだまされるなどの特殊詐欺は今年1~6月に53件発生。また、交流サイト(SNS)投資・ロマンス詐欺被害も31件起きた。被害総額は約5億8000万円で前年同期の2倍以上に達している。被害者の年代別では60代が最も多く、50代、30代と続く。 LINE(ライン)の画面で警察手帳を見せられたり、「+」から始まる国際電話番号から電話がかかってきたりして被害に遭うケースも起きている。 秋田臨港署生活安全課の担当者は「警察がLINEで警察手帳を見せたり、お金を要求したりすることは絶対にない。普段国際電話を使わない人は最寄りの警察署で利用休止の手続きも受け付けている」と話している。【工藤哲】秋田県警が発表した最近の主な被害例・6~7月、秋田市の50代男性がスマートフォンでインスタグラムを閲覧中、実在する資産管理会社の「株の無料AI診断サービス」の広告を見つけ、アクセスしてLINE(ライン)グループに参加。投資に誘われて50万円をネット送金した。さらに「もし500万円の投資をすれば利益の幅も大きくなる」と追加を勧められ、450万円をネット送金。その会社のホームページを確認すると「投資の勧誘は完全に虚偽」との記載で詐欺に気づく。・5月、秋田市内の60代男性がフェイスブックで大手証券会社の社名をかたる「投資の勉強をしませんか」という広告を見つけ、LINEグループに誘導された。知り合った相手の指示でネットバンキングで13回にわたり計3670万円を振り込んだ。金融機関からの情報提供で警察が把握・事情聴取し、被害に気づいた。・4~6月、由利本荘市の50代女性がX(ツイッター)に掲載されていた「簡単にできる副業をする人を探しています」という広告を見つけLINEでやりとり。スマホのボタンを押すだけで報酬を得られるという内容で、暗号資産を送信したうえで作業すればさらに高い報酬を得られると言われ、3回にわたり517万円相当の暗号資産を送金。報酬を出金しようとしたところ、手数料で出金額の1割を払うよう要求されて不審に思い、弁護士に相談して被害が発覚。あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>