司法取引、6例目の成立判明 法務省「新しいタイプ」導入を検討へ

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有料記事横山輝 二階堂友紀2025年8月13日 15時06分埼玉、群馬両県警の捜査員が、桐生市役所を家宅捜索した=2025年6月19日、群馬県桐生市織姫町の桐生市役所 捜査協力の見返りに自らの刑事処分を軽くする「司法取引」の6例目が、群馬県桐生市の副市長らが逮捕・起訴された入札妨害事件で成立した。副市長ら逮捕、仲介会社は立件見送り 桐生市が発注した新庁舎建設工事の一般競争入札で、特定の受注業者の要望を反映した入札公告案が2022年に作られたなどの疑惑が発覚。埼玉・群馬両県警が今年6~7月、公契約関係競売入札妨害容疑で群馬県議=自民党を離党=や受注業者を、官製談合防止法違反などの容疑で桐生市の副市長=辞職=らを逮捕した。さいたま地検は7月と今月13日、副市長と県議を起訴した。 複数の関係者によると、捜査の過程で、県議と受注業者を仲介した別の会社関係者らに対し、さいたま地検が司法取引を適用した。県議らが事件に関わったと認める供述などをした見返りに、仲介した会社側の立件が見送られたという。 司法取引は大阪地検特捜部の証拠改ざん事件を受け、取り調べで供述をとることに偏重した捜査から脱却しようと2018年6月に導入された。これまでに、日産自動車のカルロス・ゴーン元会長の役員報酬過少記載など5事件で適用されたことが判明している。 法務省は、新しいタイプの司法取引の導入に向け、年内にも検討会で議論を始める方針だ。利用わずか、裁判所の「慎重姿勢」影響か 現在の司法取引は、他人の罪…この記事を書いた人二階堂友紀東京社会部専門・関心分野人権 性や家族のあり方の多様性 政治と社会こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ8月13日 (水)日航ジャンボ機墜落から40年日経平均、史上最高値を更新夏休み中の「企業内学童」盛況8月12日 (火)熊本で土砂災害や浸水相次ぐ日本の科学力、過去最低続く傷んだコードに発火リスク8月11日 (月)高校野球 広陵が出場辞退釜本邦茂さん死去 81歳住宅の解体費上昇8月10日 (日)長崎への原爆投下から80年米ロ首脳会談 15日に開催へアポロ13号船長 97歳で死去トップニューストップページへ【更新中】森友文書、改ざんに関わった財務省職員らの「手控え」開示14:18司法取引、6例目の成立判明 法務省「新しいタイプ」導入を検討へ15:06今年の新米も高値の兆し 早場米は5キロ5千円、前払い金は8割増も11:00新潟市の商業施設で爆発、2人搬送 カセットコンロのボンベが原因か14:39ロシア、いまも残るアラスカへの未練? 「米国へ売却は失敗」の声も13:00ちいちゃんのかげおくり「書き直しても死んでしまう」あまんきみこ氏7:00