毎日新聞 2025/8/11 07:00(最終更新 8/11 07:00) 有料記事 1536文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷傾いた防護柵の状況を確認する山梨県職員や登山ガイド=富士山の吉田ルートで2025年6月26日午前10時1分、野田樹撮影 夏山シーズン真っ盛りとなり、富士山で最も多くの登山客でにぎわっているのが山梨県側登山道「吉田ルート」だ。その舞台裏では、安全に歩けるよう登山道を守る“ミッション”が毎日遂行されている。 ミッションは開山前に始まる。 県が管理する登山道は、危険防止のため秋から通行止めにされている。7月1日の山開きが恒例だが、自動的にシーズン入りするわけではない。県職員らが5合目から頂上までを歩いて確認し、山開きできるかを判断するのだ。「登っている人」だからこそ分かる変化 6月26日の明け方、吉田ルート5合目に山梨県や同県富士吉田市、環境省の職員ら約20人が集まった。5~8合目と8合目以上を確認する2チームに分かれ、調査に向かう。記者(野田)は8合目から先のチームに同行し、職員らの背中を追った。 職員らは登りながら、誘導ロープが切れたり防護柵が傾いたりした場所を見つけて足を止めた。「前より道幅が広がってきたな」などと「路面」の変化にも目を配った。登山は一定のペースで歩くのが良いとされるが、調査では周囲を観察して歩いたり止まったりを繰り返すので疲労がたまった。 チームの中でも、富士山麓(さんろく)の道路を管理する県富士・東部建設事務所吉田支所道路課の職員たちは、特に慣れた足取りで登っていった。1シーズンに5~6回登る職員もいるという。吉田支所勤務4年目で、仕事での富士登山が20~30回に及ぶ渡辺誠一課長(52)は「富士山に登っても何も感じなくなった」と笑いつつ、「登っている人じゃないと登山道の変化が分からない」と語った。 午前11時過ぎ、山頂に到着。かさ雲に覆われて強風が吹いていた。午後から天気が崩れる予報だ。静岡県道の「須走ルート」が合流する8合目から加わった静岡県と同県小山町の職員も交えて簡単に意見交換すると、すぐに下山を開始した。 この日の調査で見つかった…この記事は有料記事です。残り752文字(全文1536文字)あわせて読みたいAdvertisementこの記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>