「大命が下りました」沖縄の海に消えた子犬を抱いた少年兵 泣いた母

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朝日新聞記事有料記事上田学2025年8月10日 6時30分朝日新聞が撮影した荒木幸雄さん(中央)。出撃予定時刻を直後に控えていた=1945年5月26日 写真の中で、子犬を抱いてあどけない笑みをこぼす飛行服姿の少年たち。時は太平洋戦争末期。彼らは翌日、爆弾を積んだ飛行機に乗り沖縄の空に向かい、米軍艦に体当たりして死んだ。 写っていた少年の一人は、群馬県桐生市出身の荒木幸雄さん。当時17歳だった。 学年が一つ上の兄、精一さん(98)は、一緒に作った模型の飛行機を、空き地で飛ばして遊んだことが忘れられない。「(幸雄さんは)小柄だったが、運動神経がよく、すばしっこかった。飛行機乗りになるのが夢だった」 1943年春、幸雄さんは14歳で海軍飛行予科練習生に志願した。だが、身体検査で不合格に。夢をあきらめきれず、東京陸軍少年飛行兵学校(東京都武蔵村山市)を受験し、合格した。10月、同校での身体検査と適性検査を経て、大刀洗陸軍飛行学校(福岡県)に送られた。 その頃、すでに日本軍は劣勢…この記事を書いた人上田学ネットワーク報道本部|首都圏ニュースセンター専門・関心分野地方過疎(地方創生)、まちづくり、消費者問題、福祉・介護、社会保障戦後80年第2次世界大戦では、日本人だけでも300万人以上が犠牲になったと言われています。戦後80年となる今年、あの時代を振り返る意義とは何か。全国各地のニュースをまとめています。[もっと見る]関連ニュースこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ8月10日 (日)長崎への原爆投下から80年米ロ首脳会談 15日に開催へアポロ13号船長 97歳で死去8月9日 (土)石破首相、続投を改めて表明関税食い違い「米が修正へ」チャットGPT 最新の5発表8月8日 (金)関税発動、米「15%上乗せ」大川原冤罪 警察は19人処分読売新聞、生成AIめぐり提訴8月7日 (木)広島への原爆投下から80年日本の80兆円「我々のお金」日本人減少数、1年で90万人超トップニューストップページへ福岡県で線状降水帯発生 九州北部で局地的な豪雨、災害発生の危険も0:33長崎に招かれた紛争当事国 透ける世界の分断、苦慮にじんだ平和宣言21:07JAXAの大西卓哉飛行士、国際宇宙ステーションから地球に帰還1:42甲子園、10日全試合を11日に順延 天候不良の予想、決勝は23日21:39トランプ氏との首脳会談、透けるロシアのしたたかさ 次に狙うのは?20:00日本国籍なのに外国籍とされた少年 サッカー協会が「帰化」書類要求17:00