体験活動「競争のためじゃない」 広がる格差論に専門家が持つ危機感

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有料記事狩野浩平2025年7月17日 10時01分教育ジャーナリストのおおたとしまささん=2025年6月20日午後4時31分、東京都港区南青山、狩野浩平撮影 子どもたちにとって大切な体験とは何なのか。「体験格差」という言葉を疑問視する本を出版した教育ジャーナリストのおおたとしまささんは、「体験は競争社会の武器を身につける手段ではない」と話す。体験格差という言葉が広まり、やりたいことがあるのにできない子がいるということに関心が集まる一方、体験を巡る競争も過熱しています。おおたさんは、格差の根本原因である競争社会の構造にこそ目を向けるべきだと指摘します。 ――本を書かれたきっかけは。 体験格差という、競争社会を前提とした言葉が広がっていることに危機感を覚えたからです。 今では体験は「やり抜く力」や「社交性」といった「非認知能力」を高める手段として語られがちです。お金のかかる体験の機会の多寡ばかりが焦点化されていることにも違和感があります。 確かに体験の教育的価値はありますが、体験格差という言説が広まることにはデメリットも大きいと考えています。時間のある限り体験を詰め込むように… ――どんなデメリットがあるのでしょうか。 まずは子育ての家庭依存が進…【はじめるなら今】記事読み放題のスタンダードコース1カ月間無料+さらに5カ月間月額200円!詳しくはこちらこの記事を書いた人狩野浩平東京社会部|教育担当専門・関心分野いじめ、不登校、子どもの権利、ニューロダイバーシティー、幼児教育、性暴力こんな特集も教育情報(PR)注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ7月17日 (木)アステラス社員に実刑判決ローマ字のつづり方変更へ芥川賞と直木賞、該当作なし7月16日 (水)銀行情報を不正持ち出し日産 追浜工場で車両生産終了3歳女児の放置死から5年7月15日 (火)自公、過半数は困難かインスタアカウント削除命令東海道新幹線が豪雨対策7月14日 (月)胎児減らす手術 進む臨床研究夏の国内宿泊旅費 過去最高比例 主戦場はショート動画トップニューストップページへセブンへの買収提案、クシュタールが撤回 「建設的な協議欠如」理由10:18神奈川県警巡査長と住吉会系組員ら逮捕 社長への面会を強要疑い10:00パウエルFRB議長の解任、トランプ氏が検討と米報道 本人は否定8:20「供述弱者の刑事への恋愛感情を利用」と訴え 問われる捜査の違法性9:00報酬ダウンで悪循環の訪問介護 「退職金を運転資金に」社長の決断9:00佐世保にそびえる3本の塔 真珠湾攻撃命令の発信地は観光名所に9:00