戦後80年「戦争をしない」を続けるために:「権威主義」に魅力を感じる層 なぜ西側諸国にも増えるのか

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戦後80年「戦争をしない」を続けるために毎日新聞 2025/7/17 14:00(最終更新 7/17 14:00) 有料記事 2504文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷インタビューに答える政策研究大学院大学の岩間陽子教授=東京都港区で2024年2月16日、宮本明登撮影 委員会「戦後80年――『戦争をしない』を続けるために」(座長=井上寿一・学習院大教授)の座談会4回目(最終回)のテーマは「覇権国不在と日本」。まずは、副座長の岩間陽子・政策研究大学院大教授の基調報告「ポスト覇権時代の日本の羅針盤」を紹介します。(全4回の1回です)第1回・「権威主義」に魅力 西側でも増えるなぜ第2回・傲慢な覇権国・米国に見える傷痕第3回・9条を損なってきた日本人の偽善性第4回・自衛隊への敬意とは 民主主義の軍隊論座談会のフル動画はこちらから過去3回の座談会詳報1970年代の「リハーサル」 戦後の80年は米国の時代でした。今その覇権が揺らいできていることは、誰の目にも明らかだと思います。 米国の覇権の終焉(しゅうえん)については、1970年代に1度、リハーサルのようなことをやっています。 ニクソンショック、オイルショックなど、当時の米国が力の限界を示し、日本や欧州諸国の経済力が伸びた時期でした。 大陸中国が国際社会入りし、世界は「多極化」したと言われました。しかし80年代以降、レーガノミクスなどがあり米国が復活した印象を与えました。 今は1周して、いろんな意味で限界が見えてきているのだと思います。 米国際政治学者のロバート・ギルピンは「覇権国は交代していく」と循環論的に説明します。 古来永遠に続く覇権はなく、米国の覇権もいつかは終わります。新しい国が追い上げてきたとき、既存の勢力が不安を感じて戦争の可能性が高まるとしばしば指摘されます。 米中関係が関心を集める主な理由です。 米国の時代は、機械産業、自動車、飛行機、そして民主主義の時代でした。 増加する人口に社会福祉が支えられるという国家像が20世紀の間は続きました。これが今や実態に合わなくなってきた。米国が典型ですが、大勢の工場労働者を必要とせず、少数の才能ある人々が富を生み出す産業が伸びています。攻撃を受ける「リベラル民主主義」 世界のあらゆる国で、数十年以内に人口は減…この記事は有料記事です。残り1671文字(全文2504文字)【次の記事】小泉悠氏「米国はうんざりしている」傲慢な覇権国に見える傷痕【前の記事】アメリカを再び引き入れよ 国際秩序の再構築へ現代日本の責任関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>