エリアリポーター・笠原雅俊2025年7月17日 11時18分力尽きて砂浜に漂着したアオウミガメ=2025年7月3日、高知県黒潮町入野、笠原雅俊撮影 高知県黒潮町の入野海岸で7月3日朝、大きなウミガメ1匹が打ち上げられているのをサーファーが見つけた。波に揺られ、生きているようにも見えたが、すでに死んでいた。 午前7時すぎ、白い砂浜に横たわっていたのは、全長約1.4メートルの大型個体。後ろ脚には黄色い標識(タグ)が二つ取り付けられ、「45571」「45572」の番号がしるされていた。 写真を確認したウミガメの生態に詳しいむろと廃校水族館(室戸市)の若月元樹館長は「アオウミガメです。産卵のため小笠原に上陸した際に標識を付けられたのでしょう」と話す。 東京都小笠原村父島の小笠原海洋センターによると、このウミガメは2020年6月16日に父島・大村海岸に産卵のために上陸したとき、標識を付けられた。24年5月13日に再び上陸した際にも標識が付けられたという。 父島と黒潮町の入野海岸は直線距離で1千キロ以上離れている。小笠原で産卵し、太平洋を旅した末に、高知の浜辺にたどり着いたようだ。 小笠原海洋センターの担当者は「口が開いたままなので、生きているように見えるかもしれません。せっかく餌場までたどり着いたのに死亡してしまい、とても残念です」と答えた。死んで打ち上げられたウミガメやクジラなどは、標識や調査で命の旅路が明らかになることもあるという。【はじめるなら今】記事読み放題のスタンダードコース1カ月間無料+さらに5カ月間月額200円!詳しくはこちらこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ7月17日 (木)アステラス社員に実刑判決ローマ字のつづり方変更へ芥川賞と直木賞、該当作なし7月16日 (水)銀行情報を不正持ち出し日産 追浜工場で車両生産終了3歳女児の放置死から5年7月15日 (火)自公、過半数は困難かインスタアカウント削除命令東海道新幹線が豪雨対策7月14日 (月)胎児減らす手術 進む臨床研究夏の国内宿泊旅費 過去最高比例 主戦場はショート動画トップニューストップページへセブンへの買収提案、クシュタールが撤回 「建設的な協議欠如」理由10:18神奈川県警巡査長と住吉会系組員ら逮捕 社長への面会を強要疑い10:00国立公園内に違法な昆虫採集わな、警告も無視 環境省が奄美署に通報10:18ストリートビューに残る両親の愛 2人がくれたスター俳優との縁10:00最も検索された悩みは「死にたい」 学校の1人1台端末7万台を分析10:30佐世保にそびえる3本の塔 真珠湾攻撃命令の発信地は観光名所に9:00