毎日新聞 2025/7/17 14:06(最終更新 7/17 14:17) 744文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷国家賠償を求めた提訴後の記者会見で心境を語る元看護助手の西山美香さん(奥)=大津市で2020年12月25日午前10時44分、山田尚弘撮影 滋賀県東近江市の湖東記念病院の入院患者死亡を巡り、再審無罪となった元看護助手の西山美香さん(45)=同県彦根市=が、違法な捜査があったとして県と国に計約5500万円の賠償を求めた訴訟の判決で、大津地裁は17日、県側に約3100万円の賠償を命じた。 西山さんは2003年5月に、入院中の男性患者(当時72歳)の人工呼吸器のチューブを外し、低酸素状態にさせて殺害したとする殺人罪に問われた。Advertisement 西山さんは捜査段階で犯行を「自白」したが、公判で否認に転じた。 1審・大津地裁判決(05年11月)は自白の信用性を認めて西山さんに懲役12年の実刑を言い渡し、後に確定したが、西山さんは2度にわたって再審を請求。第2次再審請求の即時抗告審で、大阪高裁が17年12月に再審を開始する決定を出した。 大津地裁は20年3月の再審判決で、患者がチューブを抜かれたことで死亡したとの証拠はなく、他の原因で死亡した可能性があると指摘。西山さんは質問に誘導されやすい「供述弱者」の特性があり、警察官がこうした特性に乗じて西山さんから不当に自白を得たとして無罪を言い渡していた。 国賠訴訟で西山さん側は、西山さんは取り調べを通じて警察官に好意を抱くようになっており、警察官は恋愛感情を利用して西山さんをマインドコントロール下に置き、供述調書を作成したと主張した。 こうした捜査の末になされた検察側の起訴も違法だったとした。 一方、県側は「取り調べでは、西山さんの方から自白の供述を始めた」とし、供述の誘導も、強要もなかったと反論した。 国側も「検察官は西山さんの自白が得られたことを知って警察に裏付け捜査を指示していた。起訴段階では西山さんの自白に高い信用性があると判断した」とし、請求棄却を求めていた。【礒野健一】あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>