「消防署まで22キロ」住民は3世帯6人 過疎集落が直面する課題

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毎日新聞 2025/7/13 09:15(最終更新 7/13 09:15) 有料記事 1326文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷大谷集落は空き家が目立ち、静まりかえっていた=鳥取県三朝町で2025年6月18日午後1時1分、渕脇直樹撮影 山間部や島しょ部が多く、過疎化が進む中国地方。日本の問題の縮図ともいえる各地の現場を、記者が訪ねた。 鳥取県中部に位置し、「日本一危険な国宝」の三徳山投入堂で知られる三朝(みささ)町。温泉街にほど近い町役場から南へ車を走らせると、山沿いの県道はやがて車1台走るのがやっとの道幅となった。 約20分後、岡山県境に近い大谷集落に。若杉山(1020メートル)のふもとにある標高約540メートルの中山間集落だ。大谷川沿いに点在する民家や神社に人影はなく、朽ちかけた空き家もある。 区長の村井秀歳さん(69)によると、集落には3世帯6人が暮らす。主に生計を支える男性らは隣の鳥取県倉吉市などへ働きに出ており、昼間に集落に残るのは高齢の女性らわずかという。路線バスは廃止され、商店もない。消防団が活動していたのは「忘れるくらい昔」という。もし火災が起きても消防署は22キロ先。「消防車が着いた時には半分以上焼けている」とあきらめ顔だ。 集落は古い歴史を持ち、「新修三朝町史」は「落人たちの隠れた土地とも推察される」とする。かつては農林業が主な産業だったが、冬場は1メートルを超す積雪に閉ざされ、男たちは出稼ぎに出た。人々は櫛の歯が欠けるように古里を離れ、1965年に22世帯98人を数えた人口は2015年は6世帯9人に。小学校分校は…この記事は有料記事です。残り765文字(全文1326文字)【時系列で見る】関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>