毎日新聞 2025/7/14 07:15(最終更新 7/14 07:15) 806文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷知床観光船事故の洋上慰霊のため、被害者家族らが乗る船に持ち込まれた献花用の花=北海道斜里町で2025年7月13日午前5時8分、和田幸栞撮影 北海道・知床半島沖で26人が犠牲になった観光船沈没事故。13日の洋上慰霊を一つの区切りに、初めて公の場で取材に応じた遺族がいる。 大阪市在住の会社員だった弟(当時46歳)夫妻を亡くした福岡県の女性(58)。 「少しでも事故の風化防止や再発防止に役立つなら、力になりたい」 この思いで、報道陣の前に立った。 弟の名前は「一(はじめ)」さん。 女性には妹がいたが、生後間もなく亡くなった。 他の親族もなぜかみな2人目の子どもが亡くなってしまう状況が続き、初めて無事生まれた第2子が弟だった。Advertisement 弟は「一」と名付けられた。 「親族みんなの希望」と願いを込めて。 一さんは妻と旅行中に事故に遭った。 女性によると、今回参加がかなわなかった妻側の遺族に好きな花を尋ねると、ヒマワリと回答が返ってきた。 「ヒマワリは夏生まれで元気で明るい弟のためにずっと献花していたお花」 思いが重なった。 このため、今回は両家の人数分である13本のヒマワリを洋上に手向けた。 花束はメッセージが添えられた。 「いつまでも仲良く」 一さんが、ボーナスが出るたび、妻に渡していた紙袋に書かれていた言葉だ。 「忙しい2人がそうやって気持ちを通わせていた」 女性は弟の遺品整理の過程でそれを知った。 「この事故で、そんないじらしい可愛らしい夫婦が亡くなった。幸せの絶頂だったと思うと本当にやりきれない」 涙をこらえながら語った。 「あと一つだけ」。最後に女性は切り出した。 洋上慰霊に協力してくれた地元住民やボランティアに向けたものだった。 「『事故当時、助けてあげられなかった』と、後悔や罪悪感を感じていらっしゃる方がいる。どうかそんな風に思わないでほしい」 地元住民やボランティアは被害者家族のため、何度も行方不明者や遺留品を捜索してくれた。慰霊にも尽力してくれた。 「私たちがどれだけ救われたか。そのことを知ってほしい」【伊藤遥、和田幸栞】【時系列で見る】関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>