服から浮かぶ戦中戦後の暮らし 企画展「衣服が語る戦争」16日から

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友永翔大2025年7月14日 9時30分「戦争柄」の子ども用の着物。中国大陸の地図や軍艦、戦闘機などが見て取れる=2025年7月8日午前11時47分、東京都渋谷区、友永翔大撮影 人々の装いから戦中戦後の暮らしを考える企画展「戦後80年企画 衣服が語る戦争」が、文化学園服飾博物館(東京都渋谷区)で16日から始まる。日清、日露戦争から1945年の終戦までの約50年を、服や雑誌など約200点の資料でたどる。9月20日まで。 展示品からは戦争に翻弄(ほんろう)された人々の姿が浮かぶ。37年に始まった日中戦争の前後には、大人の軍服を精巧に再現した子ども用の晴れ着や、軍艦や戦闘機などを描いた「戦争柄」と呼ばれる着物が作られた。戦争への熱気が流行に現れたもの、とみられている。 戦争が長引くと、節約や代用品が推奨されるように。輸入できない繊維原料に代わって、質の悪い素材で服が作られるようになったほか、金属製のボタンは陶器製になったり、着物がもんぺに作り替えられたりした。物資不足は終戦後も続き、今度は軍服を背広風に仕立て直したカーキー色の服が現れる。 企画した同館の村上佳代学芸室長(54)は「展示品はどれも、戦争の結末を知らない状況で作られた。当時の人々の感情や暮らしを思いつつ、現在のことも考えて欲しい」と話す。【はじめるなら今】記事読み放題のスタンダードコース1カ月間無料+さらに5カ月間月額200円!詳しくはこちら戦後80年第2次世界大戦では、日本人だけでも300万人以上が犠牲になったと言われています。戦後80年となる今年、あの時代を振り返る意義とは何か。全国各地のニュースをまとめています。[もっと見る]こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ7月14日 (月)胎児減らす手術 進む臨床研究夏の国内宿泊旅費 過去最高比例 主戦場はショート動画7月13日 (日)楽天 ふるさと納税めぐり提訴ネット証券、半額補償を検討略称「民主党」 また同じに7月12日 (土)牛肉の対中輸出 再開へ協定最低賃金アップ 議論始まる熱中症 糖尿病なら特に注意7月11日 (金)米に「なめられてたまるか」外国人の免許切り替え厳格化水泳授業で小学生62人やけどトップニューストップページへ台風5号が北上中、夜にかけて関東の東側から三陸沖へ 大雨に注意7:33転職市場 中高年人材に「民」も「官」も熱視線 でも大企業出身は…7:00「雨に弱い」返上へ東海道新幹線の基準変更 未知の豪雨も見据え実験7:00ハンガリーで新興野党が支持率首位 44歳党首が強権的な政権に対抗23:40「美しいほど、問題が簡単に解決」 北朝鮮で美容整形がはやるわけは8:00追いつめられる子どもたち 「あなたががんばれ」が生んだ緊張と不安7:30