難民流入に揺れる多民族国家マレーシア ヘイトスピーチも横行

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毎日新聞 2025/7/16 11:30(最終更新 7/16 11:30) 有料記事 1891文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷バングラデシュの難民キャンプで配給を待つロヒンギャ難民ら=南東部コックスバザールで2025年3月16日、ロイター マレーシアが海外からの難民問題に揺れている。イスラム教を国教としているためイスラム教徒の受け入れに比較的寛容だったが、近年、ミャンマーの少数派イスラム教徒「ロヒンギャ」難民が急増。「社会や経済を圧迫している」との不満や排外主義が国民の間で高まっているためだ。 マレーシアは難民条約に加盟していないが、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が難民の身分証明書を発行している。2025年5月時点の登録者は20万260人で、うちミャンマー出身者は17万9020人にのぼる。中でもロヒンギャは11万7670人で、前年から約6000人増えた。 ミャンマー西部ラカイン州で17年に起きたロヒンギャの武装組織と国軍などとの武力衝突を契機に70万人以上の難民が発生した当初、マレーシアの世論は多数派の仏教徒に長く迫害されてきたロヒンギャに同情的だった。 ところが、ロヒンギャの中に隣国バングラデシュの難民キャンプから新天地を求めてマレーシアやインドネシアに密航する動きが出てくると、反応が変わった。国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」によると、相次ぐ海難事故の危険を顧みず脱出した人は22~24年で3万3000人にのぼるとみられる。 マレーシアは堅調な内需と半導体や電気製品などの輸出に支えられて経済成長を続け、東南アジアでも比較的豊かな国だ。28~30年までに世界銀行が定める「高所得国」の基準に達するとの見通しもある。国民の間ではロヒンギャが政治的な保護よりも、経済的な豊かさを重視してマレーシアに押し寄せていると受け止められた。飛び交うヘイトスピーチ…この記事は有料記事です。残り1216文字(全文1891文字)あわせて読みたいAdvertisementこの記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>