力丸祥子2025年7月14日 20時00分14日午後4時時点の台風5号の進路予想図=気象庁のホームページから 日本の東を北上する台風5号は、15日未明に北海道の襟裳岬付近に上陸し、午前中に道東部を縦断するおそれがある。気象庁によると、台風が北海道に上陸するのは2016年以来9年ぶり。7月に北海道に直接上陸するのは初めてとなる。担当者は、強い雨風とともに、「農作物への対策も油断せず行ってほしい」と呼びかけている。 気象庁は、台風5号の北海道上陸は15日午前3時ごろとみている。ほかの地域を経由せず、北海道に直接上陸した台風は1951年の統計開始以降、六つあるが、すべて8月以降だった。 16年8月は、北海道に再上陸も含めて三つの台風が上陸し、大雨により河川の氾濫(はんらん)や土砂災害が相次いだ。ジャガイモが不作となり、翌年にはスナック菓子大手各社がポテトチップスの一部を販売中止にした。タマネギ畑の輸送を担う交通網が被災し、価格が高騰するなどの影響も出た。 気象庁によると、今回の台風5号は、日本の東の海上に張り出す太平洋高気圧の縁に沿うように北上している。三陸沖の海面水温が高いため、エネルギー源となる水蒸気を補給しつつ、北からの冷たい空気の影響も受け、ゆっくりと勢力を弱めながら北海道に近づく見込みという。台風への備え 自動車並みの速度で進んでおり、担当者は「接近すると雨や風が急に強くなるおそれがある」と、天気の急変に注意するよう呼びかけている。屋外にある飛ばされやすい物を安全な場所にしまうなどの強風への対策が求められるほか、「大雨や高波などについても最新の情報に注意してほしい」と話した。 気象情報会社のウェザーニューズ(千葉市)によると、台風5号は「進行速度が速いことが特徴」という。台風の右側にあたる北海道東部では雨風が強まるおそれがあり、一時的な激しい雨による道路冠水や、強い風による飛来物に注意が必要だという。【はじめるなら今】記事読み放題のスタンダードコース1カ月間無料+さらに5カ月間月額200円!詳しくはこちらこの記事を書いた人力丸祥子東京社会部|気象庁クラブ専門・関心分野防災、合意形成こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ7月14日 (月)胎児減らす手術 進む臨床研究夏の国内宿泊旅費 過去最高比例 主戦場はショート動画7月13日 (日)楽天 ふるさと納税めぐり提訴ネット証券、半額補償を検討略称「民主党」 また同じに7月12日 (土)牛肉の対中輸出 再開へ協定最低賃金アップ 議論始まる熱中症 糖尿病なら特に注意7月11日 (金)米に「なめられてたまるか」外国人の免許切り替え厳格化水泳授業で小学生62人やけどトップニューストップページへ小池百合子知事が参院選で「応援行脚」 都議会からは冷ややかな声も18:00コメ5キロ3602円、7週連続↓ 備蓄米と銘柄米の価格差広がる19:49台風、7月の北海道直接上陸は前例なし 16年秋の上陸では農業被害20:00ち=「ti」→「chi」に ローマ字のつづり方70年ぶりに変更へ18:26新トランプ関税、日本はマシな方? 異彩放つ2カ国の中途半端な税率16:008歳で国家資格、きっかけはコロ助 「あきらめない」両親説得し合格12:00