野田一郎2025年7月18日 7時03分ヒグマに襲われた新聞配達員が発見された草むら付近。警察官らが警戒していた=2025年7月12日午前9時20分、福島町、野田一郎撮影 新聞配達員がヒグマに襲われ死亡した北海道福島町の住宅地で18日未明、ヒグマ1頭がライフル銃で駆除された。人を襲った個体と同じかどうか調べる。 18日午前1時55分頃、福島町月崎で「自宅の窓から外を見たらクマがいる」と住民から110番通報があった。 松前署によると、警察官とハンター2人が捜索したところ、近くのやぶの中でクマ1頭が潜んでいるのを発見。周辺の道路を通行止めにした。 銃猟が禁止されている住宅地。警察官が警察官職務執行法(警職法)に基づき、ハンターにクマの駆除を命令。午前3時半、ライフル銃で射殺した。2発発砲したという。 クマは体長約1・5メートル、毛は茶色っぽいという。 月崎地区では今月上旬から住宅地にクマの出没が相次ぎ、ごみ置き場が荒らされるなどしていた。隣の三岳地区では12日午前2時半すぎ、住宅の玄関先で新聞配達中の男性(52)がクマに襲われて死亡した。 その後も両地区ではクマの出没が続いており、目撃情報や足跡の大きさなどから、複数のクマがいるとみられている。道警や町は専門機関に依頼し、ヒグマのDNAや胃の内容物を調べる。 現在の鳥獣保護管理法では、住宅が集まる市街地や夜間の猟銃の使用を禁じている。警職法は緊急時に限り、警察官が危険防止のために必要な命令を出すことを認めている。【はじめるなら今】記事読み放題のスタンダードコース1カ月間無料+さらに5カ月間月額200円!詳しくはこちらこの記事を書いた人野田一郎函館支局長専門・関心分野人権、人口減、文化こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ7月18日 (金)セブン&アイへの買収案撤回警察の取り調べ 違法と認定ヒグマと人 危険な距離7月17日 (木)アステラス社員に実刑判決ローマ字のつづり方変更へ芥川賞と直木賞、該当作なし7月16日 (水)銀行情報を不正持ち出し日産 追浜工場で車両生産終了3歳女児の放置死から5年7月15日 (火)自公、過半数は困難かインスタアカウント削除命令東海道新幹線が豪雨対策トップニューストップページへ敵基地攻撃用のF15改修、費用見積もり1兆円に 配備も遅れる公算5:00「無罪」「有罪」割れた司法判断、当時の裁判官に聞く「裁判は怖い」15:00住宅地でヒグマ駆除、ハンターがライフル銃で 死者出た北海道福島町7:03少子化対策「なぜ女性だけに…」 参政党・神谷代表発言に憤った理由5:00投票済スタンプ、集めてみたら…選挙後に変わった「政治家への視線」6:00ショート動画で時間が溶けるのはなぜ? 自分を主役に時間を使うには7:00