朝日新聞記事有料記事古畑航希2025年8月22日 6時00分文吉湾に現れた子連れのヒグマ=2025年7月13日、北海道斜里町、加藤丈朗撮影 クマやイノシシの人の生活圏での出没や人身被害が相次ぐことを受け、9月1日から、市町村長の判断で市街地でもクマの捕獲に猟銃を使えるようになる。鳥獣保護管理法が改正され、環境省はこの夏、新たに指針も定めた。駆除を担うハンターや、判断の責任を負う市町村の間には不安と期待が入り交じる。 想定されるのは、クマが建物に「立てこもり」をした場合などだ。2024年末には、秋田市内のスーパーにクマが侵入し、男性従業員がけがをした。わなで捕獲されたが、約55時間いすわった。市街地の建物や公共施設にクマが侵入する例は相次ぐ。今後は、周辺の安全確保をした上で、夜間や建物に向けた発砲も可能になる。スーパーマーケットに運び込まれた箱わな=2024年11月30日午前11時18分、秋田市土崎港西3丁目、隈部康弘撮影 発砲の際の責任をめぐり、ハンターの間には不安が残っている。自治体の要請でクマを駆除したのに、銃の所持許可を取り消された事例があるからだ。 18年、北海道猟友会砂川支部長の池上治男さん(76)は、北海道砂川市からヒグマの駆除を依頼されてライフル銃を1発撃ち、上り斜面の途中にいたヒグマに命中させた。ヒグマを駆除した現場を案内する池上治男さん。ヒグマは、池上さんが指さす日陰の下付近にいたという=2024年10月5日午後3時54分、北海道砂川市、古畑航希撮影新指針で責任の所在は 斜面の上には建物があり、池…この記事を書いた人古畑航希ネットワーク報道本部(東京)専門・関心分野自然環境、災害、平和関連ニュースこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ8月22日 (金)カンボジアで特殊詐欺関与か小児助ける人工呼吸が減少キリン 1種ではなく4種に8月21日 (木)TICAD9が開幕52万人に「事前避難」必要火球 夜空に強い光8月20日 (水)米ウクライナ首脳会談随意契約の備蓄米 販売延長へ労働者 29人に1人が外国人8月19日 (火)万博チケット 黒字ライン超え夏休みの宿題 業者が「代行」映画「国宝」興収100億円突破トップニューストップページへ血のついた刃物見つかる、凶器か 現場周辺の駐車場で 神戸女性刺殺5:00トランプ氏の682億円支払い命令、取り消し 「過剰な罰金」と判断4:33作業車両が退避中の滑走路に着陸か 全日空機が重大インシデント22:57台風12号が鹿児島県に上陸 気象庁「強い雨が長時間」警戒呼びかけ20:25企業に新たな動き「さすがにまずい」 外国人労働者が全国最少の秋田6:00赤ちゃんの性別、純粋にランダムではないかも 米ハーバード大など16:00