2025.08.22乗りものニュース編集部tags: JR西日本, ダイヤ, 山陰本線, 災害, 観光列車大雨で被災し一部不通が続いていたJR山陰本線が、2年3か月ぶりに全線で運転を再開します。9月27日に山陰本線・人丸~滝部間が復旧 JR西日本は2025年8月21日、大雨で被災し不通となっていた山口県内の山陰本線・人丸~滝部間について、9月27日(土)に運転を再開すると発表しました。運転再開区間にある特牛(こっとい)駅は難読駅名として知られる(画像:PIXTA) 山陰本線は2023年6月30日からの大雨で被災し、その後、2024年6月22日に長門市~人丸間と滝部~小串間で運転を再開していましたが、残りの人丸~滝部間も復旧。これにより2年3か月ぶりに全線で運転再開の見通しが立ったことになります。 人丸~滝部間は、傾きが確認された粟野川橋梁(きょうりょう)などがありましたが、復旧工事完了のめどが立ったといいます。9月5日(金)からは、同区間で列車の試運転が始まる予定です。 ちなみに同区間には、日本有数の難読駅として知られる特牛(こっとい)駅もありますが、この駅にも列車が戻って来ます。 山陰本線の復旧にあわせ、観光列車「○○のはなし」も9月27日から土休日を中心に、新下関~下関~東萩間で運転を再開します。 また、クルーズトレイン「TWILIGHT EXPRESS瑞風」も、9月29日(月)発の山陰コース(上り)から、山陰本線経由での運転を再開する予定です。 なお、2023年6月30日からの大雨で同様に被災した美祢線については、鉄道での復旧を断念し、BRT(バス高速輸送システム)に転換する方向で議論が進んでいます。【復旧!】再開後の時刻表と2年前の「傾いた橋」を見る(写真)