新名神逆走の男に懲役3年求刑 検挙免れようと「パトカーから逃走」

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安田琢典2025年8月26日 19時30分津地方裁判所=2025年4月15日、津市中央 三重県の新名神高速道路を逆走し、避けようとした車の運転手ら6人にけがをさせたとして自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)と道路交通法違反(酒気帯び運転など)の罪に問われたペルー国籍の無職ロッシ・クルーズ・ジョン・エリアス被告(35)=滋賀県長浜市=の初公判が26日、津地裁(湯川亮裁判官)であった。ロッシ被告は起訴内容を認め、検察側は懲役3年を求刑して結審した。 起訴状などによると、ロッシ被告は今年5月18日、亀山市の新名神高速下り線をUターンして逆走を始め、後続の6台の車の走行を妨害したり、追突事故を起こさせたりしたとされる。巻き込まれた2台に乗っていた計6人にけがを負わせたにもかかわらず、救護などをしなかったとされる。 また、事故を起こす約7時間前の同日未明には、名古屋市中区の市道で酒気帯びの状態で車を運転したという。 検察側は冒頭陳述で「ロッシ被告は鈴鹿トンネルを越えた先で外壁に車を接触させ、回転するなどして逆走状態に陥った」と指摘。「亀山西ジャンクション付近で一時停止したが、滋賀県警の覆面パトカーから逃げるため再度逆走し、6人がけがをした」とした。 ロッシ被告は被告人質問で「パニックになっており、飲酒運転が警察に見つかるのが怖くて逃げた。反省している」と述べた。検察側は論告で「くむべき事情は認められず、規範意識が著しく欠如している。刑事責任は重い」と指摘した。 一方、弁護側は「異国で暮らしながらルールを破ったことを反省し、自ら出頭した。寛大な判決を求める」とした。判決は10月8日に言い渡される。こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ8月26日 (火)元顧問の遺族に直接謝罪首脳会談の調整中も空爆激増スマホ「1日2時間以内」8月25日 (月)ガソリン減税の代わりに新税?海自護衛艦 中国領海に誤侵入火球、日本周辺で最大規模8月24日 (日)異例の日本重視 日韓首脳会談台湾 「原発再稼働」が否決夏の甲子園 沖縄尚学が初優勝8月23日 (土)スパコン開発 狙わぬ速度1位TICAD9、閉幕クマへ発砲 市街地でも可能にトップニューストップページへ意のままにならないFRB いらだつトランプ氏、今度は理事「解任」16:2580兆円の対米投資、日米両政府が共同文書作成へ 赤沢氏が近く訪米19:00裏金事件取り調べ、最高検が「不適正」と認定 大野泰正元議員の秘書19:33コメ政策に意見反映、自民党が委員会新設へ トップに江藤拓前農水相18:31誤情報で自治体「仕事にならない」 アフリカに「特別なビザ」と拡散18:30NHK戦後80年ドラマで「卑劣に描かれた」 実在の人物遺族が批判19:20