石破首相「日英の防衛協力、かつてないレベルに」 英空母視察

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石破茂首相 石破茂首相は23日、米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)を訪問し、寄港中の英空母「プリンス・オブ・ウェールズ」を視察した。防衛分野での日英連携をアピールする狙いがある。首相は視察後、記者団に「日英の防衛協力はかつてないレベルに達している」としたうえで、「今回の寄港は地域の平和と安定に英国がコミットすると示すもので、この地域が日英安保防衛協力によって一層強化されると実感した」と語った。 首相はこれに先立ち、海上自衛隊横須賀基地(同市)も訪れ、事実上の空母化に向けて改修中の護衛艦「かが」に乗り、甲板や格納庫などを視察。その後、隊員に訓示した。「プリンス・オブ・ウェールズ」寄港前の日米英など6カ国共同訓練では、艦載機の最新鋭ステルス戦闘機F35Bが初めて、「かが」への発着艦を実施している。首相は記者団に「『かが』も含めて運用能力が高まり、この地域で抑止力が向上することを願う」と語った。【大野航太郎】