「小さいのに異色の能力を持つ旅客機」NZ空軍が導入へ…その”特殊能力”が決め手に 政府人員の輸送にも使用予定

Wait 5 sec.

2025.08.28乗りものニュース編集部tags: A321XLR, エアバス, ニュージーランド空軍.航空, 飛行機 ニュージーランド空軍が、ユニークなコンセプトをもつヨーロッパの航空機メーカー、エアバス製旅客機「A321XLR」を2機、今後導入すると発表しました。驚きの「11時間飛べる単通路機」 ニュージーランド空軍が、ユニークなコンセプトをもつヨーロッパの航空機メーカー、エアバス製旅客機「A321XLR」を2機、今後導入すると発表しました。同型機は今後、人員の派遣、軍事装備や人道援助の輸送、民間人の避難支援、政府の貿易使節団や外交使節団の輸送に用いられる予定としています。拡大画像ニュージーランド空軍が公開した「エアバスA321XLR」イメージ(画像:ニュージーランド空軍)。 A321XLRは、エアバスのベストセラー旅客機、A320ファミリーの最新派生型です。A320ファミリーは客室の通路が1本のみの「単通路機」で、導入した航空会社の大多数は、これらの機体を短距離路線で用いることが一般的でした。 A321XLRはA320ファミリー胴体延長タイプ「A321neo」をベースとした機体ですが、そうした「単通路機」のスタンダードを覆す特長を持ちます。距離にして約8700km、11時間のフライトができる、単通路機として最も長い航続距離が強みなのです。なお、型番末尾の「XLR」は「エクストラ ロング レンジ(超長距離)」を略したものです。 ニュージーランド政府はA321XLRを、ボーイング757の後継機として導入する予定で、これまでより長い航続距離を活かして、さまざまなミッションに投入する予定です。 なお、これらの機体は6年間のリース契約で導入されるとのことです。【画像】マジで…? これが「11時間飛べる単通路機」驚愕の客室例です