座小田英史2025年8月28日 17時45分熊本地裁=2025年5月27日、熊本市中央区、座小田英史撮影 全国B型肝炎訴訟熊本弁護団の預金約9300万円を着服したとして、業務上横領の罪に問われた元弁護団長の内川寛被告(63)=熊本市東区御領6丁目=の判決が熊本地裁であり、中田幹人裁判長は「常習的・職業的犯行の一環で、犯行態様は悪質。被害総額も高額」として懲役6年(求刑懲役8年)の実刑判決を言い渡した。 判決によると、内川被告は国からの和解金が入金されていた弁護団の代表名義などの銀行口座から、2018年5月~23年6月にわたって約9329万円払い戻し、自らの住宅ローンや市県民税などの支払いに充てていた。 中田裁判長は「弁護団の会計監査体制が不十分で、相当期間精算することもないため、その間に補塡(ほてん)ができれば発覚しないと考え、横領を繰り返した」と述べた。また、被害の大部分は回復されておらず、弁済の見込みもないと指摘した。 判決を受け、全国B型肝炎訴訟熊本弁護団の現団長の村山雅則弁護士は「(横領金は膨大で)内川氏が横領金の使途などにつき真実を語ったとはとらえていません。この点は遺憾かつ残念」とのコメントを発表した。その上で、「弁護団は内部統制を強化するとともに、肝炎患者のために活動するという初心にかえって取り組みを進めています」としている。【U30応援割】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら3カ月間月額99円!詳しくはこちらこの記事を書いた人座小田英史熊本総局|警察司法、公共政策専門・関心分野財政、公共事業、調査報道、農業こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ8月28日 (木)総裁選要求は「記名必須」に三菱商事が洋上風力発電撤退「特別ビザ」誤情報で混乱8月27日 (水)投票見返りに報酬約束の疑い日産GT-Rが生産終了火山灰で新宿が暗闇に8月26日 (火)元顧問の遺族に直接謝罪首脳会談の調整中も空爆激増スマホ「1日2時間以内」8月25日 (月)ガソリン減税の代わりに新税?海自護衛艦 中国領海に誤侵入火球、日本周辺で最大規模トップニューストップページへフジテレビ、計50億円の賠償求め提訴 港前社長と大多元専務に対し16:20「国宝」が米アカデミー賞の日本代表に決定 国際長編映画賞部門12:22暫定税率廃止でCO2年610万トン排出増、国環研試算 削減に影響17:00はびこる野生大麻 検挙、後を絶たず 除去は6道県だけ 1位は?12:00金正恩氏、関係冷え込む中国をなぜいま訪問? 背景と狙いを解説15:00日本人救ったトーキンボさんの過酷な運命 満州、奇跡の逃避行の裏で15:00