毎日新聞 2026/2/23 00:00(最終更新 2/23 00:00) 1751文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷天皇陛下=皇居・御所で2026年2月13日(宮内庁提供) 天皇陛下は66歳の誕生日に先立ち、19日に記者会見に臨まれました。東日本大震災から15年、熊本地震から10年になる今年、災害の教訓を次世代に語り継ぐ大切さ、防災意識の重要性などが話題になりました。社会人として働きつつ、皇室の一員として戦没者慰霊や被災地訪問、国際親善に励む長女愛子さまへの期待も語りました。会見の全文を三つに分けて紹介します。 (問1)今年は東日本大震災から15年、熊本地震から10年の節目を迎えます。復興への思いや、災害が続く時代に象徴としてどのような役割を果たしていきたいか、お聞かせください。Advertisement (陛下)今年は、東日本大震災から15年、熊本地震から10年の節目の年になります。震災が各地に甚大な被害を及ぼしたことは、今思い出しても胸が痛みます。 被災地では、これまで多くの人々のたゆみない努力により、復興の歩みが重ねられてきました。これまでの皆さんの努力に深い敬意を表するとともに、海外からの支援と協力も含めて、復興の歩みを支えてこられた多くの方々に改めて感謝の意を表します。天皇陛下=皇居・御所で2026年2月13日(宮内庁提供) 被災地では、インフラの面などで復興が進んできた一方で、生業(なりわい)やコミュニティーの再建など、まだ課題もあるように感じています。また、親しい方が亡くなられたり、生活環境が一変してしまったりした方々のことを思うと、震災の傷はいまだ癒えていないと感じます。災害による影響は人それぞれに異なり、10年、15年という年月の経過だけでは測れない重みを伴うものだと思います。これからも、雅子と共に、被災地に心を寄せていきたいと思っています。 被災地では、若い世代によって震災の経験と教訓をつないでいく取り組みが進められていると聞いています。昨年訪れた、阪神・淡路大震災から30年を迎えた兵庫県でも、この取り組みが進められていることを心強く思います。 「天災は忘れた頃にやってくる」という近代の警句があります。大規模な災害の経験と教訓についても、世代を超えて語り継ぎ、復旧・復興の経験などを心に留め、将来起こり得る南海トラフ地震や首都直下地震などに対して、今一度私たちの備えを確認する必要があると強く感じます。 愛子も、昨年、能登半島地震の被災地を訪れ、また、防災に関する行事にも出席する中で、災害が被災地の人々にもたらす影響の大きさや、復興が多くの人々の努力と長い時間を要することを直(じか)に感じるとともに、災害や復興の記憶を長く引き継いでいくことの大切さも心に刻んでいるように思います。愛子にも、これからも被災地の人々に心を寄せていってもらいたいと思っています。 これまでの日本の歴史の中でも、大きな自然災害が続く困難な時期が幾度もありました。それらの折に、歴代の天皇はさまざまなことをなさっています。疫病や天変地異等が続いた奈良時代の聖武天皇は、不安定な世を鎮めたいと強く願われ、大仏を建立されました。次の平安時代にあっては、嵯峨天皇が、疫病の収束を願われて、般若心経(はんにゃしんぎょう)を書写されたといいます。 鎌倉時代以降もその行いは受け継がれ、後光厳天皇、後花園天皇、後奈良天皇、正親町天皇、そして、江戸時代の光格天皇も同じような思いから般若心経の書写をされました。私は、これら6方の天皇が書写された般若心経を京都の大覚寺で拝見し、国の平安と国民の安寧を強く願われた歴代天皇の思いに強く心を動かされました。 光格天皇は、また、未曽有の災害となった天明の飢饉(ききん)の際に、飢饉に苦しむ民のために、米の放出を幕府に申し入れられたといいます。 歴代の天皇は、その時代時代にあって、国民の苦しみに寄り添うべく、思いを受け継がれ、その時々に自らができることを成すよう努められたと思います。上皇、上皇后両陛下には、雲仙・普賢岳の噴火災害に始まり、阪神・淡路大震災、東日本大震災、熊本地震をはじめとした大きな災害の折には、現地に足を運ばれ、被災者を見舞われました。私も、このような歴代の天皇が歩んでこられた道に思いを致しながら、近年の自然災害が激甚化・頻発化する時代にあって、災害が起こらないことを常に願い、国民と苦楽を共にしながら、被災地の方々の声に耳を傾けつつ、国民に寄り添っていきたいと思っています。あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>