毎日新聞 2025/9/6 07:00(最終更新 9/6 07:00) 有料記事 2127文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷事件から1週間余りたっても、現場のマンション前には菓子や飲み物が供えられていた。被害女性に宛てた手紙もあった=神戸市中央区で2025年8月29日午後7時52分、林みづき撮影 何の落ち度もない女性が、なぜ命を奪われなければならないのか。いくら考えても理不尽でしかない。 知らないうちに後をつけられ、エレベーターで容疑者と向き合った時、どれだけの恐怖だっただろう。 事件が起きる直前の約50分間、被害女性が歩いたのと同じ道をたどると、怒りがこみ上げてくる。 取材で訪ねた人たちは皆、我がこととして悩んでいた。「自衛と言われても……」関連記事があります身の安全どう守る?「共連れ」警戒、尾行は「ダブルターン」で対応約50分間、同じ道をたどる 8月平日の夕方。記者(29)は神戸市中央区のオフィス街に立った。まだ明るく、遠くにいる人の顔もはっきりと見える。サラリーマンや買い物客、犬の散歩。さまざまな人とすれ違う。 この場所から事件が始まったとされる。 8月20日午後6時半ごろ、会社員の女性(24)は勤務先を後にした。近くの防犯カメラは、女性の後を追いかける谷本将志容疑者(35)とみられる男性の姿を捉えていた。 歩いて約10分。女性と同じように郵便局に立ち寄り、阪神西元町駅から電車に乗り込んだ。 午後7時ごろ、神戸三宮駅に着いた。JRや阪急、地下鉄が乗り入れる三宮は大きなターミナルだ。繁華街もあり、駅構内や改札前の通りは騒がしい。 多くの人が行き交い、誰が自分の周りにいるかなんて、いつもなら気に留めないだろう。背筋が凍る思い 女性はその後、洋上に浮かぶ神戸空港に向かうポートライナーに乗り、自宅に向かっていた。記者も駅で電車を待っていると、反対側の電車からスーツケースを持った外国人観光客が大勢降りてきた。 これだけの人混みの中で、後をつけていたとされる谷本容疑者は、女性を見失わずにいたのだろうか。誰かに目をつけられていると思うだけで、背筋が凍る思いがしてくる。 ポートライナーに乗って一つ目、貿易センター駅で降りた。三宮と比べ…この記事は有料記事です。残り1347文字(全文2127文字)あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>