有料記事塩原賢2025年9月6日 7時00分中野署から移送される青木政憲被告=2023年5月26日午後7時5分、長野県中野市、伊藤進之介撮影 長野県中野市で警察官を含む4人が殺害された事件で、殺人罪などに問われた同市江部の農業青木政憲被告(34)の裁判員裁判の第2回公判が5日、長野地裁(坂田正史裁判長)であり、被告の両親が証人として出廷した。妄想を抱くようになった被告が猟銃を持つことに対する思いや、事件直後の被告との生々しいやりとりを証言した。 この日の公判で、検察側は母親に「大学進学後、被告が『ぼっち、きもいと周囲から言われている』とか『ネットいじめに遭っている』と発言している。銃の所持が危ないとは思わなかったのか」と質問した。心の病は愛情で回復すると… 検察によると、被告は2019年までに計4丁の銃を所持。所持の許可申請やその後の更新も含めて計7回、精神科医の診断を受けたが「精神疾患なし」とされた。 母親は「銃を持つことに不安はあったが(精神科の)先生に診断を受けて所持がパスされたので、『やはりうちの息子は問題ない』と安心した」と話した。母親の後に出廷した父親も「所持は危険と考えていたが、医師の診断を受けるチャンスでもあると思った」などと証言した。 また母親は被告が銃を持ちたいと希望したことについて、「悩んでいる姿から、何かをやりたいという姿に変わった。家族は見守ることにした」などと述べた。 一連の被告の精神状態につい…【U30応援割】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら3カ月間月額99円!詳しくはこちらこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ9月6日 (土)日本車関税15% 大統領令署名最低賃金、全都道府県1000円超歌手の橋幸夫さん死去9月5日 (金)ストーカー殺人 県警が謝罪自転車に「青切符」 周知へ夫婦ペアローン、4割「後悔」9月4日 (木)中国軍事パレード、結束強調新浪氏「時差ぼけ」対策主張「クローム」の分割は求めず9月3日 (水)サントリーHD新浪会長が辞任自民党四役が辞意表明今年のサンマ、太って立派トップニューストップページへ米特殊部隊が2019年に北朝鮮上陸作戦、失敗し数人殺害 米報道7:16ガソリン減税、財源めぐり議論難航 「誰も増税は言いたくない」7:00猟銃持つ被告に「私が撃とうか」と迫る母 長野4人殺害、両親が証言7:00原爆投下直後の写真に写る包帯姿の少女 吉田恵美子さんが死去5:00参政・神谷氏、宮城知事選に擁立検討 村井知事と因縁「選挙で白黒」5:00「家じまい」はつらいよ…でも空き家と所有者不明土地が社会の危機に6:00