二階堂友紀2025年9月5日 10時10分法テラスは無料の「犯罪被害者支援ダイヤル」で相談を受け付けている。問い合わせは、0120・079714(平日午前9時~午後9時、土曜午前9時~午後5時)=法テラスホームページから 犯罪被害者やその遺族らに対し、弁護士が公費で包括的な支援をする制度が、来年1月13日から始まる。昨年改正された関連法の施行日などを定める政令が5日、閣議決定された。 支援の対象は、殺人、強盗殺人など故意に人を死なせた罪と、不同意性交等など性犯罪の被害者や遺族ら。さらに、この日の政令で、傷害、強盗致傷、危険運転致傷など故意に人をけがさせた罪の被害者らで、かつ3カ月以上の治療(精神的な治療も含む)が必要だったり、失明や手を切断するなど重い障害が残ったりした場合も対象にすることが決まった。 制度が始まれば、日本司法支援センター(法テラス)と契約した弁護士が、被害届や告訴状の作成・提出▽捜査機関への同行▽加害者側との示談交渉▽裁判傍聴の付き添い▽民事訴訟の提起▽給付金の申請――などを公費で請け負う。一定の資力要件も 一方で改正法は、支援を受けられる要件として、「(事件の対応で)生活の維持が困難となるおそれ」がある被害者や遺族らと定める。これを受け法務省は、療養費などを引くと「300万円以下」の現金や預貯金しか残らない場合などとする方向で検討しており、施行日までに決める。 この制度は犯罪被害者らの精神的、経済的な負担を減らそうとつくられた。現在は、日本弁護士連合会が特別会費などをもとにした支援事業を法テラスに委託して行うが、安定的に支援するには公費による制度が必要との指摘があった。【U30応援割】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら3カ月間月額99円!詳しくはこちらこの記事を書いた人二階堂友紀東京社会部専門・関心分野人権 性や家族のあり方の多様性 政治と社会こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ9月5日 (金)ストーカー殺人 県警が謝罪自転車に「青切符」 周知へ夫婦ペアローン、4割「後悔」9月4日 (木)中国軍事パレード、結束強調新浪氏「時差ぼけ」対策主張「クローム」の分割は求めず9月3日 (水)サントリーHD新浪会長が辞任自民党四役が辞意表明今年のサンマ、太って立派9月2日 (火)今年の夏、史上最も暑かった田久保市長の不信任案可決政府がAI戦略本部を設置トップニューストップページへ台風15号、和歌山県北部に上陸 台風から離れた地域でも大雨の恐れ9:01警察庁長官が危機感「あるべき姿取り戻す」 検証受け臨時の全国会議10:13中国軍事パレード出席の野党元主席に処罰も 台湾、厳しい対応の背景7:0020年連続ランキング1位は石川県の私立大、「面倒見の良さ」とは6:00ディープな高円寺駅ガード下、再開発に困惑の店舗 撤回求める運動も7:00将来世代が引き継ぐ「ひめゆり」の戦争体験 戦後生まれの館長の思い7:30