毎日新聞 2025/9/5 20:05(最終更新 9/5 20:06) 936文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷「タイの誇り党」のアヌティン党首=バンコクで2025年9月3日、ロイター タイの下院は5日、新たな首相に、元副首相で野党第2党の保守派「タイの誇り党」党首のアヌティン氏(58)を選出した。首相指名選挙が行われ、最大野党の「国民党」などから過半数の支持を得た。国王の承認後に正式に首相に就任する。ペートンタン前首相の失職に伴う政治混乱はひとまず決着した。アヌティン氏は4カ月以内の下院解散と、その後の総選挙実施を公約している。 アヌティン氏はプラユット政権下で保健相を務めた際には、大麻の麻薬指定解除を進めた。父親も副首相などを歴任し、大手ゼネコンの創業者としても知られる。Advertisement 誇り党は2023年5月の総選挙後、タクシン元首相派の「タイ貢献党」と親軍派などが手を組んで発足させた連立政権に加わり、アヌティン氏は副首相兼内相に就いた。しかし、今年6月中旬にはペートンタン氏が隣国カンボジアとの国境紛争に関して国益を損ねる発言をしたことを問題視し、連立から離脱した。 ペートンタン氏は8月29日、この発言が憲法が定める倫理基準に違反したとして憲法裁判所から解任の判決を受けた。貢献党出身でその前任のセター氏も司法判断で解任されていた。貢献党は首相指名選挙にチャイカセム元法相を擁立したが、下院で最多の143議席を有する国民党の支持を取り付けられなかった。 国民党は、23年の総選挙で第1党になりながら憲法裁から解党命令を受けた前進党の後継政党で、最近の世論調査でも圧倒的な支持を得ている。今回は早期の解散総選挙や憲法改正に向けた国民投票の実施などを条件にアヌティン氏を支持した。 ただ、革新的な国民党に対して王制や既得権益を守りたい保守層の反発が予想され、約束が順守されるかは不透明だ。 一方、ペートンタン氏の父、タクシン元首相は5日、中東のドバイに出国したことを明らかにした。タクシン氏は23年8月に亡命先から15年ぶりに帰国。汚職などの罪で実刑判決を受けたが、病気を理由に刑務所への収容を免れたことが問題となっている。 最高裁判所が9日に判決を言い渡す予定で、収監される可能性がある。タクシン氏はX(ツイッター)で、当初の目的地だったシンガポールに着陸できずドバイに向かったと説明し、「8日までに帰国するつもりだ」と主張している。【バンコク武内彩】あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>