有料記事瀬戸口和秀2025年9月9日 6時00分 JR初の特急「ハイパーサルーン」に、関空特急「はるか」、ドバイメトロの新型車両――。鉄道デザイナーの第一人者、南井(みない)健治さん(68)は、時代の空気を列車に映してきた。社会が大きく変化し、鉄道のあり方が問い直されているいま、デザインに何が求められるのか。 「車のデザイナーは多くいる。でも、鉄道は数人。頑張ったらトップになれる」。京都市立芸術大で工業デザインを学んでいた南井さんは、就職活動で近畿車両(大阪府東大阪市)を訪れたとき、社員にかけられた言葉に心を動かされた。鉄道デザイナーの南井健治さん=2025年7月17日、大阪市北区、大山貴世撮影 当時、鉄道は輸送力が重視され、デザインは二の次。全国で同じような色や形の車両が走り、車のように個性的でデザイン性の高いものが、ほとんどないと感じていた。記事の後半では、南井さんがデザインに関わった車両をまとめて見られます。 1979年、期待を抱いて入社したが、上司から思いがけないことを告げられる。「君の仕事は色と柄。形は設計の仕事だから、きれいな絵を描いていればいい」。車両全体をデザインできると考えていただけにショックだった。語り継がれる名車、生まれた背景は 好機が訪れたのは87年。国…【U30応援割】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら3カ月間月額99円!詳しくはこちらこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ9月9日 (火)自民総裁選 党員参加型にグーグル検索、AIが「答え」PM2.5で急性心筋梗塞リスク増9月8日 (月)石破首相が退陣表明小田凱人がゴールデンスラムふるさと納税、23区の苦境続く9月7日 (日)悠仁さまが成年式高校無償化、分かれる評価EU、グーグルに巨額制裁金9月6日 (土)日本車関税15% 大統領令署名最低賃金、全都道府県1000円超歌手の橋幸夫さん死去トップニューストップページへグーグル検索「AIモード」日本に上陸 「広告1強ますます進む」1:00フランス、内閣総辞職へ 信任投票否決 2年間で4人目の首相交代に2:01事件前日に凶器購入か、逮捕の男の動き判明 世田谷・女性殺害5:00日韓防衛相「関係強化」だけでよいのか 有事を視野に具体的な協力を6:00第一人者が描いた鉄道デザイン100超 輸送力重視から地域の希望へ6:00加害側の論理?旧ジャニーズ問題の「救済」 決定的に欠ける点は6:00