消える「武蔵野東」に憤る保護者 校名に込められた理念はどこに

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毎日新聞 2025/9/9 07:30(最終更新 9/9 07:30) 有料記事 1419文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷武蔵野東学園が学校名を「吉祥寺学園」に変更すると記載されたお知らせ。学園ホームページにアップされた=2025年9月8日午後、斎藤文太郎撮影 東京都武蔵野市の学校法人「武蔵野東学園」が、運営する学校を「吉祥寺学園」に改称すると発表した。 「今まで積み上げてきた伝統が消えてしまう」 「説明もなく、あまりに一方的だ」 突然の知らせに、保護者からは憤りや不安の声が上がった。 武蔵野東学園は1964年創設。当初運営していた幼稚園で自閉症の入園希望者を受け入れたことで障害の有無に関わらず同じ場所で学ぶ教育が始まった。 学園の特色を魅力に感じて子どもを入学させる保護者も少なくないとされ、地域でも「武蔵野東といえばインクルーシブ教育」と知られていた。 ただ近年、保護者の間には「学園が変質するのでは」との不安が渦巻いている。 2024年にメガネ型拡大鏡製造・販売会社代表の松村謙三氏が理事長に就任すると、就労支援や卒業後の生活支援に取り組む事業を廃止。理事長に反発した生徒を退学処分にするなど強権的ともとれる教育や、保護者らに対する巨額の損害賠償請求などは批判も集めた。 27年にはインターナショナルスクールを開設予定とし、「ベンツで送迎」「給食はビュッフェスタイル」など富裕層にアピールするような内容も打ち出している。 中学校に子どもを通わせる保護者の一人は「驚きと喪失感に加え、怒りもこみ上げてくる」と語気を強めた。 「校名は学園の理念の象徴だった。60年かけて積み上げてきた学園の理念がつぶされてしまわないか。法人幹部が学園の良さを一つ一つ消し去ろうとしている、と感じてしまう」 子どもが小学校に通う別の保護者は、改称がいきなりホームページで発表されたことに戸惑いを覚えた。 「変更の理由や検討状況について説明してほしかった。あまりに突然で一方的なのが、今の学園の問題を示していると思う」 改称の理由については「7億円訴訟などさまざまな問題が出た学校というイメージを変えることに加え、(学園がある武蔵野市内にある)吉祥寺という地名のブランドに乗っかりたいという思いもあるのではないか」と推測した。 毎日新聞が入手した音声によると、…この記事は有料記事です。残り574文字(全文1419文字)あわせて読みたいAdvertisementこの記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>