今も話題にのぼる卒業文集の言葉 愛子さまが両親から受け継いだ思い

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現場から2026年3月26日 13時00分有料記事編集委員・島康彦学習院女子中等科の卒業式に向かう前に、3年間の感想を話す愛子さま。皇太子ご夫妻時代の天皇、皇后両陛下が見守った=2017年3月22日、東京都新宿区3月22日 天皇、皇后両陛下の長女愛子さまが学習院女子中等科を卒業 2017年のこの日、天皇、皇后両陛下の長女愛子さまが学習院女子中等科を卒業した。愛子さまは卒業文集に「世界の平和を願って」と題した作文を寄せた。修学旅行で訪れた広島での経験にふれ、核兵器のない世の中の実現を願う、思いの込められた内容は、被爆地を中心に今も語り継がれている。 卒業式は東京都新宿区の中等科で開かれ、皇太子ご夫妻だった両陛下とともに出席した。 午前の式典の前、ご一家は正門前で報道陣の記念撮影に応じた。「先生方とお友達に恵まれて、楽しい3年間をすごすことができました」。中等科生活の感想を問われた制服姿の愛子さまは、笑みを浮かべてそう答えた。 宮内庁は、この卒業式に合わせて愛子さまの作文を公開した。3年生だった16年5月、修学旅行で広島市を訪問。原爆ドームや広島平和記念資料館などを訪れ、思い、感じたことをつづった内容だ。「いつか、そう遠くない将来に」 原爆ドームを目の前にした時には「突然足が動かなくなった」といい、「写真で見たことはあったが、ここまで悲惨な状態であることに衝撃を受けた」と書いた。 平和記念資料館では、焼け焦げた姿で亡くなった子供が抱えていた弁当箱、放射能による人体への被害についての展示に「これが実際に起きたことなのか」と目を疑ったという。「何よりも、原爆が何十万人という人の命を奪ったことに、怒りと悲しみを覚えた」とも記した。 そして、「唯一の被爆国に生まれた私たち日本人は、自分の目で見て、感じたことを世界に広く発信していく必要がある」「いつか、そう遠くない将来に、核兵器のない世の中が実現し、広島の『平和の灯』の灯が消されることを心から願っている」とつづった。学習院幼稚園の卒業式を終えた愛子さまと皇太子ご夫妻時代の天皇、皇后両陛下=2008年3月15日、東京都 この作文は、広島をはじめ、被爆者の間で今も話題にのぼっているという。 広島平和記念資料館(広島市)の館長だった原田浩さんは、上皇ご夫妻や両陛下が同館を訪れた際に案内役を務めた。原田さんは愛子さまの作文を読み、「祖父母、両親から平和への思いを受け継いでいる」と強く感じたと、2025年の私の取材に話していた。 記事の後半では、宮内庁が公開した愛子さまの作文の全文を掲載しています。 天皇陛下は皇太子時代の会見…【スタンダードコース|デジタルのみ】今なら4カ月間月額200円で読み放題/再入会は500円!詳しくはこちら【ダブルコース半年割|宅配購読者限定】今だけ超特価!はじめの4カ月間は月額100円!詳しくはこちらこの記事を書いた人島康彦社会部|編集委員専門・関心分野皇室、こどもの問題、格闘技(プロレス)、演芸(落語、浪曲)関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ3月26日 (木)ソニー・ホンダのEV発売中止クマの個体数管理を強化へタウンページ、3月末で終了3月25日 (水)売春防止法見直し議論始まる高校教科書、AIの記述が充実ドローン飛行禁止エリア拡大3月24日 (火)ホルムズ海峡封鎖解除を要求大阪高裁も元妻に無罪判決ペンギン増減に気候変動の影3月23日 (月)「メンタル」で膨らむ傷病手当ホルムズ海峡に「安全回廊」か「9条の制約」トランプ氏に説明トップニューストップページへ石油の国家備蓄、放出を開始  元売り4社の製油所に順次 1カ月分11:45イラン側、米の提案を拒否 再攻撃しない保証など要求 国営TV報道1:09隈研吾氏設計の美術館リニューアル、木材劣化でアルミ材へ異例の変更11:00ドジャースの球場内に「ユニクロフィールド」 海外事業の拡大へ一手11:47劇場はいまだ死なず 爆破から間一髪生還、俳優が伝える侵攻の不正義8:00「めんつゆは手抜き」と言うのは誰か 発信され続けた料理の規範7:00