2026年3月25日 20時05分原篤司松本凰汰さんの写真=高知市、代表撮影 高知市立長浜小学校4年の男児が2024年7月、水泳の授業中にプールでおぼれて死亡した事故で、業務上過失致死罪に問われた同小の元教諭、栗林未鈴被告(27)の判決公判が25日、高知地裁であった。稲田康史裁判長は禁錮1年4カ月執行猶予3年(求刑禁錮1年6カ月)を言い渡した。 判決によると、長浜小のプールが故障したため近くの中学校のプールで授業をした24年7月5日、栗林被告は教頭ら2人=いずれも在宅起訴=とともに児童を指導。中学校の深いプールではおぼれる危険があると予見できたのに、浮き具を使わせるなどの事故防止策を怠り、松本凰汰(こうた)さん(当時9)を水死させた。 判決は、栗林被告らは事故より前に行った授業で、このプールの大部分が松本さんの身長より深く、泳力が乏しい松本さんがおぼれかけたことを認識していたと指摘。被告は校長にプールの変更を進言した経緯があるものの、適切な監視監督の義務を怠って事故を発生させたとした。ただ、「関与した教員の中で経験が最も浅く、他の教員の指導を受けるべき立場にあった」とも言及した。 閉廷後、松本さんの両親が取材に応じ、父親は「凰汰の一生は、あの先生たちによってなくなった。それは一生かけて償ってほしい」。母親は「納得は全然いかない」と話した。 高知地検が昨年8月に業務上過失致死罪で在宅起訴した長浜小の校長、教頭、教諭、元教諭の計4人のうち、判決が出たのは今回が初めて。 プールにいた3人への指導を十分行わなかったとされた中村仁也校長(56)は昨年11月の初公判で起訴内容を認めており、4月下旬に結審する予定。教頭(53)と教諭(58)の裁判は始まっていない。 高知市教育委員会の永野隆史教育長は判決を受けて「この結果を真摯(しんし)に受け止め、二度とかけがえのない命が失われることのないよう、改めて固く決意するものです」とのコメントを出した。【スタンダードコース|デジタルのみ】今なら4カ月間月額200円で読み放題/再入会は500円!詳しくはこちら【ダブルコース半年割|宅配購読者限定】今だけ超特価!はじめの4カ月間は月額100円!詳しくはこちらこの記事を書いた人原篤司高知総局専門・関心分野防災、司法、民主主義、漁業、起業、韓国文化関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ3月25日 (水)売春防止法見直し議論始まる高校教科書、AIの記述が充実ドローン飛行禁止エリア拡大3月24日 (火)ホルムズ海峡封鎖解除を要求大阪高裁も元妻に無罪判決ペンギン増減に気候変動の影3月23日 (月)「メンタル」で膨らむ傷病手当ホルムズ海峡に「安全回廊」か「9条の制約」トランプ氏に説明3月22日 (日)米、イラン産原油購入を容認京都、民泊営業「0日規制」案BTS復帰公演「久しぶりだね」トップニューストップページへソニー・ホンダのEV発売中止 開発困難にした戦略見直しと世界市場18:24胃腸炎で「不要入院」、医療保険の一時金狙いか 中国渡航の請求急増17:00独自高市首相、自衛隊派遣は「状況を見て」 でも攻撃の法的評価は語らず19:10工藤会トップ野村悟被告が引退か 拘置所には連日組員、続いた影響力18:22岡田美術館が一時休館、作品の返却要請で 昨秋に歌麿作品が売却18:30「普通の人は住めない街になる」住宅高騰に悩む自治体、新税の検討も16:00