裁判Plus 司法のリアルストーリー 小林大輝和田幸栞毎日新聞 2026/3/26 11:00(最終更新 3/26 11:00) 有料記事 1832文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷2018年8月にヒグマを駆除した際の状況を説明する池上治男さん=北海道砂川市で2026年3月17日午後3時34分、小林大輝撮影 2018年8月、北海道猟友会砂川支部長の池上治男さん(77)に北海道砂川市から連絡が入った。 「ヒグマが出没した。駆除してほしい」 猟銃を手に現場に駆けつけた。視線の先にあった小さな針葉樹の根元付近に体長約80センチの子グマがいた。 現場で「子グマだから放っておけばいなくなるのでは」と提案したが、居合わせた人から「何度も出没しているので駆除を」と求められた。 子グマの背後にある斜面を着弾点と見定め、銃口をクマに向けて引き金を引き、駆除した。 市からの要請を受け、使命感もあった。 ところが、道警に発砲の違法性を指摘する情報提供があった。2カ月後に道警の捜査が始まり、発砲に違法性があったとして鳥獣保護管理法違反などの疑いで書類送検された。道公安委員会は19年4月に猟銃所持の許可を取り消した。発砲は「住民のため」 「住民のために正しいことをやったはずだ」 池上さんは20年5月、処分取り消しを求めて道を相手取り、札幌地裁に提訴した。 池上さんはこう強調する。 「取り上げられる必要がないものを取り上げられた」 1審では勝訴したが、2審・札幌高裁で逆転敗訴。最高裁に上告した。 「ハンターは地域のために駆除している。このままでは誰も駆除を引き受けられなくなる」 駆除を引き受けても、自治体から得られる報奨金が見合わないとの指摘もある中、地域貢献として有害鳥獣駆除に取り組んできた。 命がけの発砲の結果、責任を問われて銃を取り上げられた格好の自身の現状が、全国のハンターの今後の活動に影響を及ぼすと考え、訴訟に臨んでいる。全国から励ましの声 猟銃を持てなくなり7年以上が経過した。 この間、池上さんの元には全国のハンターから共感や励ましの声が寄せられた。 現役ハンターも名を連ねる弁護団は「ハンター全体の将来を決める訴訟。池上さん個人に(訴訟の費用を)負担させる発想にならなかった」と無償で支援してきた。 池上さんと弁護団は25年12月、訴訟に関する費用を募るクラウドファンディング(CF)を始め、当初目標の100万円はすぐに集まった。現在は目標を300万円に引き上げ、これも達成に近づいている。 提訴後はそうした後押しがあっただけに、池上さんは「孤独ではなかった」と振り返る。「発砲拒否」市の今 池上さんが支部長を務める道猟友会砂川支部は、処分があった19年以降、発砲によるクマ駆除を拒否している。…この記事は有料記事です。残り831文字(全文1832文字)【時系列で見る】【前の記事】芸人、映画監督、ANA機長も 「立場の差」利用した性犯罪とは関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>