ブラボー:無伴奏チェロで弾くフーガは落語? 上野通明さんが挑む「組曲」

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クラシックBravo!インタビュー 西本龍太朗毎日新聞 2026/3/26 12:00(最終更新 3/26 12:00) 有料記事 2731文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷チェリスト、上野通明さん=東京都中央区で2026年1月9日、西本龍太朗撮影 日本人初優勝を果たした国際コンクール、留学した音大の卒業試験――。 気鋭のチェリスト、上野通明さんには、大事な場面で弾いてきた無伴奏チェロ組曲がある。 かの有名なバッハの作品ではない。 バッハの死から約160年後、英国に生を受けた作曲家が、バッハを意識しつつ、己の正直な気持ちを書きつづったであろう三つの組曲だ。 全曲を一度に弾く機会が5月に初めて訪れる。有名曲でなくても「意味ある」 1995年生まれの上野さんは5歳からチェロを始めた。 13歳で出場した「第6回若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクール」での優勝を皮切りに、数々の国際コンクールで栄冠に輝いた。 記憶に新しいのは2021年。 1939年に始まった歴史ある「ジュネーブ国際音楽コンクール」のチェロ部門で日本人として初優勝した。 以来、国内外のオーケストラや音楽家との協演を重ねている。 そんな上野さんが初めてサントリーホールでリサイタルを開催したのは24年5月。その舞台に一人で立つのは初めてだった。 プログラムは「邦人作曲家による作品選」。 黛敏郎や團伊玖磨らの無伴奏曲を取り上げた。 有名な曲ではなかったが、確かな手応えを得た。 「『こんなに素晴らしい曲があるんだ』とか『発見があった』と言ってくださった方がいて、うれしかったし、やった意味があったと思う」3曲それぞれ、表現深め そのリサイタル前、上野さんは毎日新聞のインタビューで「たくさんの人が入る場所でこそ、あまり知られていない素晴らしい曲を弾くことに意味がある」と語っていた。 あれから2年。 サントリーホール開館40周年という記念の年に、再び無伴奏リサイタルの機会を得た上野さんが選んだのはベンジャミン・ブリテン。 今年、没後50年を迎える英国の作曲家だ。 ブリテンは、チェロ音楽の聖典ともいうべきバッハの無伴奏チェロ組曲(全6曲)を範としつつ、64~71年に三つの無伴奏チェロ組曲を書いた。 いずれも、ブリテンと親交があったロシアの名チェリスト、ロストロポービチ(1927~2007年)が初演している。 上野さんは3曲それぞれを別の機会に弾いた。 「ファイナルよりも緊張した」というジュネーブ国際のセミファイナルでは第2番を、デュッセルドルフ音大の卒業試験では第3番を演奏曲に選び、表現を深めてきた。個人の背景、曲に反映 ブリテンの音楽の特徴は何か。バッハとの比較で説明してもらった。 上野さんはバッハの特徴として、ハーモニーの美しさを挙げる。 「不協和音は…この記事は有料記事です。残り1681文字(全文2731文字)【前の記事】ショパンコン2位から10年 アムランさん「歌心で音楽を本物に」関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>