「おそるべし」 エビスダイの燃えるような赤に見る土佐湾の魅力

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毎日新聞 2026/3/24 07:15(最終更新 3/24 07:15) 874文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷土佐湾の水深100メートル前後から上がったエビスダイ。強烈な赤い体色が目を射るようだ=海人丸(高知市横浜港)の船上で2026年3月撮影 高知の人びとは、土佐湾を池だと言う。よさこい節に、こうある。 言うたちいかんちゃ おらんくの池にゃ 潮吹く魚が泳ぎよる 出だしは「言ってはならない」の意。自己流で訳せば「よそもんは高知でお国自慢しちゃだめ。おれたちの池には鯨が泳いでるのさ」。確かに土佐湾ではホエールウオッチングが盛んだ。高知は実は私のルーツ(両親が高知出身)であり、豪快な歌詞に血が騒ぐ。 とはいえ土佐湾は池でないのはもちろん、私は湾ですらないと昔は思っていた。海岸線の湾曲度がゆるく、黒潮洗う太平洋そのものだ、と。Advertisement 外洋からある程度閉じた湾や内海には、河川によって陸地から養分が運ばれ滞留し、多様な命を育む。高知以外の四国3県が面する瀬戸内海は魚種豊富でみなおいしい。一方、陸から離れた大洋は「海の砂漠」とも呼ばれる。高知でとれる魚と言えば遠泳魚のカツオばかり……。土佐湾で釣れた魚。左は上からエビスダイとマハタ。中央はレンコダイとアマダイ。右はアヤメカサゴとシマセトダイ。 だが、それはとんでもない誤解だった。実際に土佐湾に浮かんで釣り糸を垂れ、私はその「湾」たる豊かさを知った。 いろんな魚が釣れるのだが、この3月、生まれて初めて釣ったエビスダイが忘れられない。体表は燃えるような赤。きわめて硬いガラス質の鋭利なウロコで全身くまなく覆われ、さばくときにペンチで1枚ずつはがすのだと知人に脅かされた。タイとつくがマダイとはまるで異なり、キンメダイの仲間らしい。 刺し身や皮付きのあぶりでいただくと、まことに美味。かむほどに、ハーブに似た上品な香りと強いうまみが口の中で混然一体となり、飲み込むと香りが鼻や口から外へ抜けていく。確かにキンメダイを思わせる。エビスダイの刺し身。うっすら桜色に染まる白身で、香りが素晴らしい。 高知市の桂浜水族館は公式ブログで、土佐湾をこんなふうに紹介する。「沖には黒潮が流れ、マグロやカツオがやってくる。黒潮そのものに魚が多いというわけではないが、海底から栄養を湧き上がらせ動物プランクトンが集まり、それらをエサとする生きものが集まり、さらにそれらをエサとするより大型の生きものが集まって豊かな海が形成されている」 土佐湾おそるべし。うかつにもわがルーツの海を知らなかった。もっと探求しようと思う。【井上英介、写真も】あわせて読みたいAdvertisement1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>