特派員の目:ごり押しと拒絶の米エネ政策 アラスカLNGの行方=浅川大樹

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特派員の目毎日新聞 2026/3/25 10:00(最終更新 3/25 10:00) 899文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷米アラスカ州南部ニキスキ。液化天然ガス(LNG)の輸出施設が建設される予定だ=2025年12月5日午後3時46分、浅川大樹撮影 1959年に米国49番目の州となったアラスカ。この地で今、壮大な液化天然ガス(LNG)輸出プロジェクトが動き出そうとしている。アラスカ北岸で採掘した天然ガスを、全長約1300キロのパイプラインで南岸の街ニキスキに運搬。マイナス162度で冷却して液化させ、日本や韓国などアジア諸国に出荷する計画で、総事業費は440億ドルに上る。 「我々はまだ幼い州だ。まさに発展途上にある。天然資源開発は命運を左右する」。2025年12月、ニキスキ周辺を管轄するキナイ半島郡のピーター・ミッキチェ郡長を訪ねると、いかにプロジェクトが地域経済の起爆剤となり得るかを力説された。Advertisement米アラスカ州キナイ半島郡のピーター・ミッキチェ郡長=同州ソルドトナで2025年12月4日午後4時1分、浅川大樹撮影 プロジェクトは高コストが大きな課題だが、トランプ政権が強烈な追い風となっている。ミッキチェ氏は「他地域との競争力維持のため、費用助成など継続的な政府の支援を予想している」と期待した。第2次トランプ政権は決めぜりふの「掘って掘って掘りまくれ」と共に資源開発にまい進してきた。化石燃料ごり押しの具体例は枚挙にいとまがない。 一方、再生可能エネルギーは徹底的に遠ざけようとしている。企業関係者らが米エネルギー省担当者と面会した際、脱炭素や気候変動の話題を持ち出すと「二度と相手にされなくなる」(業界関係者)。企業側は戦々恐々といった状況だ。 トランプ氏は再エネ重視の流れを「グリーン詐欺」などと非難する。記者がワシントンに着任した25年10月以降の演説だけでも、何度耳にしたか分からないほど繰り返してきた。国連の気候変動枠組み条約からの脱退指示や、温室効果ガスの排出規制の根拠である「危険性認定」の撤廃など重大な政策転換も実施した。決して口先だけではない。米アラスカ州キナイ半島郡のピーター・ミッキチェ郡長=同州ソルドトナで2025年12月4日午後3時35分、浅川大樹撮影 化石燃料を持ち上げ、再エネをおとしめる。こうして両者の「差」を印象づけ、自らの正当性を強調しているように思える。 冒頭のアラスカでのLNG輸出プロジェクトは、緊迫のイラン情勢を背景に、中東以外からの燃料調達先として注目を集めそうだ。巨額の助成金などもトランプ政権下では可能性がある。地球温暖化にも影響を与えかねない巨大プロジェクトだけに、その行方を注視し続けたい。【ワシントン浅川大樹】【前の記事】中国人旅行客は日本から消えたのか 激減の裏で変化=松倉佑輔関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>