別姓の「本質の議論」は置き去りに 「不便」に矮小化する通称使用

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インタビュー2026年3月25日 11時00分有料記事 高市早苗首相のもとで、旧姓の通称使用の法制化に向けた動きが進みます。選択的夫婦別姓は、なぜこんなにハードルが高いのか。民主党政権で法相として実現をめざした千葉景子さんに話を聞きました。千葉景子さん=横浜市通称使用は「どうでもいい」 ――選択的夫婦別姓の実現を目指す中で、「旧姓の通称使用」とはどんな存在でしたか。 実は、あまり気にかけていなかったんです。「結婚は個と個が結ぶ関係性だ」という思いが出発点で選択的夫婦別姓を訴えてきましたから、「旧姓の通称使用」なんて何考えてるんだろう、別にどうでもいいという気持ちがありました。 ――実際は、「通称使用でこと足りる」は夫婦別姓の反対論の柱の一つです。 1986年に議員になった頃は、まだ「通称使用でいい」という言葉をあまり聞きませんでした。その頃はむしろ「全員を別姓にする制度だ」という誤解が世の中にあり、そこを解きほぐしていかなければならなかった。「選択的」という言葉をつけて、「選べる制度だ」と強調していました。 そのことがだんだんと理解されてきた頃からでしょうか、「通称使用」は、夫婦別姓に反対する側に常に存在するようになりました。実際、別姓制度を求める人たちの中に「不便だ」という訴えもありました。 運動している人たちは、「不便」の話ではなく人権の問題だということが基本にあったけれど、それは共感されにくい。だから「不便」を訴える。それに対して「旧姓を通称使用できれば不便は解消する」という反論が生まれたという流れだったように思います。 確かに不便はあります。でも「不便だから夫婦別姓を」VS「通称使用で不便を解消」という議論の枠組みが、本質ではないと感じています。理屈で説得できない反対派 ――なぜ「本質の議論」から…【スタンダードコース|デジタルのみ】今なら4カ月間月額200円で読み放題/再入会は500円!詳しくはこちら【ダブルコース半年割|宅配購読者限定】今だけ超特価!はじめの4カ月間は月額100円!詳しくはこちら関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ3月25日 (水)売春防止法見直し議論始まる高校教科書、AIの記述が充実ドローン飛行禁止エリア拡大3月24日 (火)ホルムズ海峡封鎖解除を要求大阪高裁も元妻に無罪判決ペンギン増減に気候変動の影3月23日 (月)「メンタル」で膨らむ傷病手当ホルムズ海峡に「安全回廊」か「9条の制約」トランプ氏に説明3月22日 (日)米、イラン産原油購入を容認京都、民泊営業「0日規制」案BTS復帰公演「久しぶりだね」トップニューストップページへ首相「飛行機で徹夜で考えた」 首脳会談の「ドナルドだけ発言」説明10:24「まずトランプ氏の息子を戦場へ」 イラン攻撃、米市民は何を思う10:00東京大学総長が卒業式で謝罪 相次ぐ汚職事件「本学の信頼損なった」10:52オープンAIが動画AI「Sora」終了へ キャラの著作権でも物議10:41WBC勝利へ、菊池雄星が提言 「メジャーリーガーを増やさないと」9:17老いとは何だろう 「ヒトだけにある理由」探す旅へ 高橋源一郎さん5:00