インタビュー 宇田川恵毎日新聞 2026/3/27 18:00(最終更新 3/27 18:00) 有料記事 2071文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷愛媛県今治市の菊間国家石油備蓄基地=2026年3月26日、本社ヘリから 賃上げの動きが進むなど、やや光が見えてきた日本経済に再び暗い影が落ちてきた。米国・イスラエルとイランの戦闘が原因だ。ホルムズ海峡の事実上の封鎖が続けば、日本経済はどうなるか。一時的な休戦が実現したとして、その効果はあるのか。第一生命経済研究所首席エコノミスト、熊野英生さんに聞いた。【聞き手・宇田川恵】アジア直撃し、世界経済大混乱へ ――ホルムズ海峡の事実上の封鎖で、石油を巡る不安と混乱が続いています。日本への影響をどう見ますか。 ◆石油については量と価格の二つの面で考えないといけません。 まず量ですが、ホルムズ海峡の封鎖が長引き、備蓄が底をつけばとんでもない事態になります。しかし問題は、日本のタンカーだけが航行を許可されても、何も解決しないということです。 アジア各国は元々備蓄が少なく、既に大変な状況にありますが、こうした国が生産する石油製品は日本にも多数供給されています。アジアは今、世界経済の原動力であり、この地域の石油がなくなれば、国際的なサプライチェーン(供給網)が壊れて、世界中であらゆる商品の需給が逼迫(ひっぱく)します。ホルムズ海峡がすべての国に開放されない限り、深刻なリスクは消えません。1カ月程度の休戦では石油価格上昇? ――石油の価格高騰も懸念されます。 ◆米国がイランとの協議のため「1カ月間の休戦」を提案しているとの報道がありますが、その程度の短い休戦で価格は落ち着きません。1カ月では日本のタンカーはペルシャ湾岸との間を往復もできないし、むしろ世界的に買い急ぐ動きが強まって、価格は上昇する可能性があります。完全な停戦しか解決の方法はありません。 油価の代表的な指標である米国産標準油種(WTI)は戦闘後一時、1バレル=100ドルに乗せました。新型コロナウイルス禍が起きた2020年当時の状況から考えてみると、今後落ち着くとしても価格は80ドル台程度ではないでしょうか。戦闘前は60ドル台だったので、かなりの高値です。 この高水準がしばらく続き、さまざまな石油製品が夏から冬にかけて高騰していく可能性があります。原油高騰と円安でダブルパンチ ――円安の心配もあります。 ◆今回のイランの戦闘に絡んでは、石油価格の高騰だけでなく、円安が同時に進むことが深刻な問題です。石油価格が上昇すればシェールガスの…この記事は有料記事です。残り1102文字(全文2071文字)【時系列で見る】関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>