朝日新聞記事インタビュー2026年3月30日 6時00分有料記事岡田真実【動画】性犯罪捜査の「レジェンド刑事」大阪府警捜査1課の坂本千奈津警部。自身の経験や被害者との関わり方について語った=宮坂知樹撮影 性犯罪捜査の第一人者となった刑事が今春、定年を迎える。 大阪府警捜査1課の坂本千奈津警部(60)。 この分野で全国初の「広域技能指導官」だ。職務質問や指紋鑑識などの各分野で「卓越した技能を持つ」として警察庁が指定する。 「魂の殺人」と呼ばれる性犯罪事件で、捜査による二次被害への配慮が今ほどされていなかった時代から30年間、「被害者を守る」捜査のあり方を探ってきた。 対応した被害者は100人を超える。憧れの先にあった光景 大阪府出身。刑事だった父親に憧れ、高校卒業後の1984年に府警に入った。振り出しは警察署の交通課員で、11年目に念願の刑事になった。東警察署の交通課員だったころの坂本さん=1992年ごろ、大阪府警提供 性犯罪の捜査に関わるようになったのは96年、事件発生直後に現場入りして初動捜査を担当する機動捜査隊に入ってからだ。 忘れられない光景がある。 入隊間もないころ、性犯罪の事件が起きた。現場に到着すると、5~6人の警察官が被害に遭った女性を取り囲むように立っていた。 警察署や府警本部、機捜隊など各部署の警察官が、入れ代わり立ち代わり、女性に被害の内容を繰り返し聞いていた。 「それを見たときに、もう嫌で嫌で仕方なかった。被害者をそんなに取り囲んで何がしゃべれるのって」 当時は新人だったこともあり、「やめましょう」とは言い出しにくかった。そこで、「一番の現場到着」を目指そうと決めた。 自分がまず最初に被害者と接触し、車に乗せる。他の人が来ても、何か言われても、「私が聞いているから」と言って車内に入れず、被害者を複数人で囲めないようにした。 「この経験が、自分が被害者を守ってあげなきゃいけないと思った全ての発端です」機動捜査隊にいたころの坂本さん=大阪府警提供記事後半では、ある事件の被害者に投げかけられた忘れられない言葉や、性犯罪捜査の難しさに直面した経験を振り返ります。そうした経験をもとに、「警察の常識を押しつけないこと」を後進に伝えたいと語ります。「性被害に遭ったことある?」 機捜隊の後、別の部署を経て…【スタンダードコース|デジタルのみ】今なら4カ月間月額200円で読み放題/再入会は500円!詳しくはこちら【ダブルコース半年割|宅配購読者限定】今だけ超特価!はじめの4カ月間は月額100円!詳しくはこちら関連トピック・ジャンル関連ニュースこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ3月30日 (月)親イラン武装勢力が参戦中国大使館侵入疑い 家宅捜索抹茶ブームの陰 中国産が台頭3月29日 (日)イラン攻撃1カ月、家計圧迫か広がる子どもの視力低下お台場に26億円の巨大噴水3月28日 (土)女性刺殺 容疑者は元交際相手政府、暫定予算案を閣議決定ドジャース 開幕戦で逆転勝利3月27日 (金)北海道新幹線10年 続く苦境国家備蓄の石油、放出始まるドジャース球場に「ユニクロ」トップニューストップページへ自民・維新推薦の新顔敗れる 655票差で現職に 兵庫・西宮市長選1:11東京・清瀬市長選、共産と社民推薦の原田博美氏が初当選 自公系破る22:50たどり着いたイタリアの孤島、救われた命が救う人口800人の村5:00性犯罪被害者を守るため、刑事の30年 「同意あった」の真実を知り6:00大谷翔平が洗礼を浴びる「ロボット審判」 開幕3連戦でわずか1安打6:00今年の春も次々と…消えゆく「なじみの社名」人材獲得に効果あり?6:00