森北喜久馬2025年11月8日 7時00分福島県 福島県の南会津地方広域市町村圏組合は7日、管理職の男性職員をパワーハラスメントや、法令順守(コンプライアンス)義務・職務専念義務の違反、不適切な電気の使用を理由に停職3カ月の懲戒処分にしたと発表した。 この職員は、ゴミやし尿処理、火葬を担う旧環境衛生組合に所属する50代。数年間にわたり、複数の部下に対し勤務時間に食事を作らせた。仕事でミスをした部下に「罰金」として、職場に置いた「貯金箱」に1回数百円の現金を入れさせたり、大量のガムシロップを入れたココアを飲むように命じたりした。こうした行為を繰り返し苦痛を与え続けたという。 施設の修繕のために未経験の職員に足場を組ませることもあった。部下らは「作業には資格が必要だ」と指摘したが、これを無視しコンプライアンス義務に違反した。 一方、本人は勤務中にたびたびスマホでゲームに興じ、ほかの職員がいる中で「堂々と居眠り」するなど職務を怠けたという。 そのスマホやタブレットなど私的に使っている端末4台を勤務時間中に充電し、組合は「電気の窃取で不適切な官物利用に当たる」と認定した。 組合は、この管理職とは別に旧環境衛生組合で係長を務める40代の男性職員にもパワハラがあったとして減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にした。 日常的に複数の部下に高圧的に接し、休暇を取ろうとした職員を大声で罵倒するなど威圧的な言動を繰り返していたという。 南会津地方広域市町村圏組合は南会津郡の南会津町、下郷町、只見町、檜枝岐村の3町1村で構成し、消防や介護認定業務を担う。南会津地方環境衛生組合を今年4月に統合した。その後、「コンプライアンス上の問題に気づいたら遠慮なく申し出るように」と呼びかけたところ複数の職員から届けがあり、7月から調査を進めていた。【30周年キャンペーン】今なら2カ月間無料で有料記事が読み放題!詳しくはこちらこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ11月8日 (土)「置き配」を標準サービスに首相「存立危機事態なりうる」生活保護費改定やり直し検討11月7日 (金)12歳が「人身取引」被害か警察がライフルでクマ駆除へ日産が本社ビル売却11月6日 (木)米NY市長選 マムダニ氏が当確国のコロナ補助金 過大交付日経平均株価 一時5万円割れ11月5日 (水)外国人政策で閣僚会議初会合自衛隊 クマ対策後方支援へ犯罪被害者支援 手帳導入へトップニューストップページへ「これで最後だからな」公園の駐車場、理事長は現金1億円を手渡した7:00「麻薬船」殺害計70人に トランプ政権、国際法違反疑われつつ強行6:00経済財政運営の司令塔も「高市カラー」に 積極財政派の学者ら登用6:00「存立危機事態」従来の政府見解を踏み越えた高市首相 台湾有事巡り22:00ようやく思えた「ここにいていい」 本上まなみさんを支え続けたもの7:00アマゾンからの段ボールに見覚えある「シミ」 男性が通報した理由は10:00