毎日新聞 2025/11/7 05:45(最終更新 11/7 05:45) 有料記事 1586文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷大きく育ったブロッコリーを初めて収穫する記者=米原市世継のしんまい農園で2025年10月29日午前8時52分 滋賀県米原市が新規就農を検討する人に開く「まいばら農業塾」に50代の毎日新聞記者が入塾した。塾での体験を伝える連載「おいちゃん記者、鍬(くわ)を持つ」の8回目。【長谷川隆広】 野菜の成長がこんなに早いとは……。10月29日の朝、9月上旬に作付けした野菜をはや収穫した。ほんの一部だけど。まずは大きく育ったブロッコリー5個とカブ2株、試しに抜いた小ぶりのダイコン2本。ブロッコリーの茎を切った瞬間、そこからピュッと飛び散った水滴。あーなんて、みずみずしい。もう、うれしいのなんの。味はどうかって? それは後ほど。 収穫翌日に一騒動。車のダッシュボードの陰、じっとこちらを見ている緑の生き物がいた。バッタだ。自宅廊下の壁にはイモムシがはっていた。いずれも家人が発見。さては野菜に付いてきたな。害虫との戦いはまだまだ継続中だ。 まいばら農業塾に入って丸3カ月。つくづく感じるのは農業は害虫、雑草との戦いだということ。農作業のほとんどをそこに費やしてきた。連載第6回でハイマダラノメイガの幼虫にハクサイをボロボロにされた話を書いた。その後も、ヨトウムシやチョウチョの幼虫、バッタ、カメムシなど数々の強敵が押し寄せた。 早朝30分だけでも、と頑張って農園に通ってきた。でも、丸3日、行けなかった(行かなかった?)時がある。3日が長いか短いか、感じ方は人それぞれだけど、食害に関して言えば「めちゃくちゃ長い!」。次に行った時、いくつかのカブの葉が筋だけに。虫にとっての野菜畑は、人間ならお菓子の家かも。そりゃ、食べるよね。 栽培アドバイザーの常喜弘充さんが適時最低限の農薬を散布してくれたけれど、手作業での駆除も必須。正直、最初は「殺生」に葛藤もあった。姿形のせいか、イモムシ系は案外平気だけど、バッタはどうも苦手。でも、農業は決して遊びではない。人が生きるために必要な作物を育てる営みだ。ここは頭を切り替えて、やるべき作業はきっちりやる。躊躇(ちゅうちょ)しているようではとても収穫までたどり着けない。これが実感だ。 ただ、こんな失敗も。ある日、…この記事は有料記事です。残り717文字(全文1586文字)あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>