深掘り2026年5月2日 9時00分有料記事長沢美津子小谷みどりさんのコメントイカナゴのくぎ煮は、ご飯のお供として愛されてきた 地元の魚の漁の解禁に、季節の訪れを感じる。食卓がいつもより少しにぎやかになる。地域だけで親しまれている「小魚」には、暮らしに密着した味があります。一方で水産資源の減少に直面し、影響も受けています。海に囲まれた列島ならではの楽しみを手放したくない。まずはイカナゴのくぎ煮から。「お彼岸のお墓参りに持っていく」は春の約束 イカナゴのシンコ(稚魚)は、播磨灘から春を告げるたより。甘辛く煮た「くぎ煮」は格好のご飯のお供で、一説に茶色の見た目が古釘に見えて、そう呼ばれたとか。 2年前の4月、本紙「ひととき」欄に「イカナゴ初日」という投稿が掲載された。兵庫県の漁獲は26トンで、1千トン台あった前年から急減、過去最少となった年だ。 「庶民の味がいつしか、高級魚になってしまった」。くぎ煮への思いをつづっていたのは、同県川西市の朝倉恵子さん(73)。解禁日、かつてない品薄と高値に驚き、夕方のニュースで漁は即日打ち切りと知る。手に入れた魚を「大事に炊いた」と結んだ。 今年は? 話を聞きにいくと「1キロだけ炊きました」。 解禁の3月17日、夫がスーパーをはしごして探したそうだ。1キロが7千円。漁獲量を確保しようと漁を遅く始めるので、魚のサイズも大きい。ピンとした理想の「釘」の姿には仕上がらない。 「それでも作るのは、自分の気持ちがおさまらないからでしょうね」 朝倉さんがイカナゴを炊き始…この記事を書いた人長沢美津子くらし科学医療部|大阪駐在 食担当専門・関心分野食と社会、料理、生活文化関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ5月2日 (土)錦織圭、今季限りで引退表明メットライフ生命、無断取得旭山動物園、2日遅れで開園5月1日 (金)性的暴行訴えた検事が辞職へ水俣病の公式確認から70年2027年問題で値上がり?4月30日 (木)「出光丸」初のホルムズ通過4月のクマ目撃、秋田で急増チャイルドシートどうする?4月29日 (水)日銀が利上げ見送りりくりゅうが引退会見「まんじゅうや」は無効票トップニューストップページへ「移民排斥」とつながったSNS 中傷されて気づいた違和感の正体は5:00イランが戦闘終結向け、新提案示す トランプ氏は「満足していない」3:04トランプ氏、EU自動車関税引き上げ表明 「合意守っていない」5:26石原環境相、前向き発言一転 水俣病患者側「マイク切りよりひどい」6:00ボクシング世紀の一戦も有料配信 WBCで議論になった「権利」7:00「失われた」悲しみを「盗まれた」怒りへ トランプ氏の「感情操作」7:30