Windows 11のRunがモダン化!知らないと損する新機能と改善点

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Windows 11で、長年親しまれてきた「Run(ファイル名を指定して実行)」ダイアログが大幅に刷新されます。開発を担当したのはWindows TerminalとPowerToysのチームで、30年以上続くこの小さなツールを、現代的なデザインと高速性を両立させながら再構築したと説明しています。見た目はよりシンプルに、動作はこれまで以上に軽快になり、日常的にWin + Rを使うユーザーにとって嬉しい進化が詰まっています。モダンデザインと高速化の両立新しいRunダイアログは、Windows 11のFluent Designに合わせた外観へと刷新され、ダークモードにも対応しました。内部的にはC#/WinUI 3で書き直され、.NET AOTによる高速起動を実現。表示までの中央値は94msと、従来の103msからさらに短縮されています。開発チームは「昔と同じように瞬時に開くこと」を最重要要件としており、UIをモダン化しつつも、余計な重さを一切持ち込まない設計が徹底されています。参照が無い理由: データに基づく改善アプローチ今回の刷新は、ユーザーの利用実態を細かく計測するところから始まりました。例えば、Runダイアログの「参照」ボタンは0.0038%しか使われていないことが判明し、UIの見直しに役立ったとされています。また、Runを「テキスト整形のための貼り付け場所」として使うユーザーが一定数いることもデータから分かり、挙動の維持が重視されました。こうした実測データとコミュニティの声をもとに、必要な機能を残しつつ、不要な要素をそぎ落とす方向で設計が進められています。PowerToysとの深い関係: CmdPalが土台に新しいRunの内部には、PowerToysの「Command Palette(CmdPal)」のコードがそのまま活かされています。CmdPalは、PowerToys Runの進化形として生まれたハッカソンプロジェクトで、キーボード中心の高速操作を追求しています。このCmdPalの仕組みがOSに統合される形で、Runダイアログの新バージョンが実現しました。オープンソースコミュニティの貢献も大きく、CmdPalに関わった開発者は「Windowsの一部を作った」と言っても過言ではありません。新機能:~\ でホームディレクトリへ即移動今回のアップデートで追加された分かりやすい新機能が、~\のサポートです。コマンドラインと同じ感覚で、~\と入力するだけでユーザーディレクトリにジャンプでき、そのままパスを辿って移動できます。ファイルパスを頻繁に扱うユーザーにとって、ちょっとした時短につながる便利な改善です。今後もフィードバックをもとに改善へ新しいRunダイアログは、Windows InsiderのExperimentalチャンネルで段階的に展開されています。開発チームは「小さなUIだが、特定のユーザーにとってはワークフローの中心になる重要な機能」と位置づけており、今後もフィードバックを受けながら改善を続ける方針です。[via Windows Command Line]