生活保護の申請で「財布チェック」 現場が抱えるジレンマとは

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毎日新聞 2026/5/2 09:00(最終更新 5/2 09:00) 有料記事 2015文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷愛知県内の自治体でケースワーカーとして働く男性は業務での苦悩について語ってくれた=渋谷雅也撮影 生活保護を利用したい人たちにとってスティグマ(屈辱感)となる手法がなぜ、運用されるのか。 法律や支給の仕組み、困窮する人たちへの取材を続ける中で、私は単純な対立の構図を描いてしまっていたのかもしれない。 この問題を掘り下げて取材する中で、困窮者を支援する現場の職員が直面するジレンマの深刻さに気づかされた。渋谷雅也(社会部中部グループ 前・津支局)「『正確な支給』のために必要」 生活保護の新規申請者に対して所持金を確認するため、役所内の受付カウンターなどで財布にある現金を1円単位で確認する。一部の自治体でこうした独自手法が運用されていた。 生活保護の申請時に持っている預貯金や所持金などは「手持ち金」と呼ばれる。 家賃や光熱費など1カ月当たり最低限必要な生活費の5割を超えていれば、初回に支給する保護費から差し引かれる。この決まりがあるので、「財布チェック」は正確な支給のために必要だ、との理屈だ。 しかし、生活保護法には財布の中まで調べる規定がない。現金をたんす預金にしたり故意に隠したりされれば捕捉もできない。 実際に財布をチェックされた申請者から「屈辱感に襲われた」との声が上がった。生活保護制度に詳しい専門家も、人目に触れる場所でのチェックは、申請を抑止する心理的なプレッシャーになると指摘する。「屈辱感与える」手続き方法変更 この問題が注目されたのは、共同通信が昨年8月、三重県鈴鹿市が行っていることを報道したのがきっかけだった。 当時、行政担当だった私も「後追い」した。議会でも問題視され、市は申請者が所持する現金は自己申告とするよう運用を改めた。 その後も埼玉県越谷市では同様の運用が続いていた。「つながる毎日新聞」への情報を基に取材を進めて今年1月、実態を報じた。 すると、市は「先輩から引き継がれる形で一部で常態化していた。完璧に正確な所持金を把握できるわけではない」として、財布チェックを取りやめ、自己申告をルール化した。「ジレンマに悩んでいる」 その後、一連の報道について、愛知県内の自治体で働くケースワーカー(CW)の男性から…この記事は有料記事です。残り1137文字(全文2015文字)あわせて読みたいAdvertisement1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>